【西暦2021年2月8日】
【新統合宇宙軍機種転換センター】

ラウラが機種転換センターに入所してから一週間が過ぎた。

入所してからラウラは可変戦闘機パイロットに向けて努力をすると共に・・
地球人としての常識を学ぶなど、真面目に授業を取り組んだ
その反面それは、興味のある分野の教科だけであり

興味のない分野の教科は・・・

リチャード「ベルタリア候補生、また居眠りか」
新統合宇宙軍リチャード・マクガイヤ少佐

桐原少佐「興味のない教科は特にね、問題児だわ」

リチャード「とんだじゃじゃ馬が来たもんだ」

興味のない分野の教科は居眠りしてしまう事。
ラウラは興味のない分野の教科は寝てしまう事があり・・・
よく担当教官から叱られる事があった

居眠りしてしまう要因は趣味の戦術本と軍事本を夜中まで呼んでおり
睡眠時間を確保する事を軽視してしまい、結果授業中に寝てしまう事があった

そればかりか

カゴメ「教科書の裏に軍事本と戦術本を隠しながら読む事ありますね」

桐原少佐「独学で学ぶのも軍人としていいが、教育を受けるべき者がこの態度」

リチャード「舐めているようにしか思えないな」

興味のない分野の授業中に教科書の裏に軍事本と戦術本を隠し読んでいる。
最近のラウラがよくしている問題行動であった
軍人として生きる上でためになる本なのは事実だが
基本は授業を真面目に参加する事が優先なので、いただけない

3ヶ月以内にラウラをなんとかしないと
協調性のない駄目な軍人のままアンサーズ中隊に入れる事になる
これは非常にまずいことである

カゴメ「ですが、総合的に見て次のステップに進んでも問題ないかと、基本的にやる事はやってますので」

バルリング中尉「確かに」

桐原少佐「まぁ利口と問題児の紙一重って奴だなこりゃ」

それでもテストや各種試験は難なくクリアしていた。
問題児なのは確かだが、優秀な成績を残しており・・・・
いつでも次のステップへ移行する準備は出来てる

品行不良な面があるので、かなり残念なわけだ

桐原少佐「そろそろVFー1Dもしくは最新のVTー1を触らせるか」

リチャード「本気か?」

桐原少佐「本気だな、乗せたり触れさせたりしないと」

とは言え、茂人的にもラウラのような問題児のいる今の訓練生にそろそろ実機を触らせたい
座学ばかりでそろそろ飽きて来ているようだし、実機でも触らせようか・・・
実際に操縦させるわけじゃないが、コックピットの中に入り・・・・
可変戦闘機のコックピット内部の仕組みを覚えさせ

更に戦闘シュミレーターによる操縦のイロハ習得も考えていた

ラウラ「実機に乗って、可変戦闘機のコックピットの仕組みを知る・・・ねぇ」

メリル「おまけに戦闘シュミレータによる訓練だってさ」

ラウラ「なるほど、中々いい退屈しのぎになりそうだわ。」

メリル「やる気なさそうね」

ラウラ「眠いからよ、眠い」

茂人達の考えは深く考えられた上、可変戦闘機のコックピット試乗
そして戦闘シュミレータによる訓練の詳細はラウラに伝えられた
ラウラは睡魔に襲われてたのか、話の内容を詳しく聞いてなく・・・
やる気のない態度で、いい退屈しのぎだと言ってしまう

メリルは呆れた顔をしながら、ラウラの顔を見る

ラウラ「痛っ何をするのよ」

メリル「シャキッとしなさい、下手に受け流していると痛い目に遭うわよ」

ラウラ「分かったから頬を引っ張らないで」

あまりにもやる気のない態度だったので
ラウラはメリルにビンタされたり頬を引っ張られた
眠たそうな顔をしてやる気のない態度だったラウラはメリルの攻撃で覚め
最大限まで引っ張ってくるメリルにやめてと懇願した

流石にラウラからやめてと言い出してきたので、メリルは引っ張るのをやめた

ラウラ「分かった、分かったから引っ張るのはやめて」

メリル「分かった分かった」

ラウラはメリルに涙目で抗議し、メリルは笑顔で応えた。

そうした二人のふざけたやり取りを終えて・・・
本題の可変戦闘機コックピットの試乗と戦闘シュミレータの話題に戻った

これからやるのは座学とは違う、実機やシュミレータを利用した授業
座学よりも実戦に近い授業であり、これを終えたら次は実際に操縦した上での訓練
二人は今後起きるであろう機種転換センターでの訓練を考えた

「訓練最後の月の2週間は実働部隊への出向とかあるらしい」

「まじかよ」

ラウラ「実働部隊ねぇ」

ラウラは他の訓練生が最後の月の2週間は実働部隊へ出向すると聞いた。
まだまだ先ではあるが、実働部隊に出向し実際の現場を学ぶ事がある。
そんな事を想定してなかったラウラは驚きはするが・・・

ーまだまだ先の話、気にしないわ

と気にしないで置いた

2日後

【西暦2021年2月10日】
【新統合宇宙軍機種転換センター格納庫】

機種転換センターの施設ビルの最上階にある連絡路を通り
基地防衛部隊部隊も使用している格納庫に来た

この格納庫に機種転換センターが使用するVFー1DやVTー1が配備されており
これから卒業までの間、訓練生はここで実技試験やらを行う予定だ。

ラウラ「すいません、VFー1DとVTー1って何が違うんですか?」

カゴメ「うーんそうね〜」

桐原少佐「VFー1Dは複座の訓練機で実戦可能に対しVTー1は非武装複座型訓練機、最初から訓練機として開発されたからVFー1の亜種だな」

ラウラ「なるほど」

ラウラはVFー1DとVTー1の違いを茂人達に質問をした

同じように見える機体かつ、同じ訓練機・・・・一体何が違うのか?
そんなラウラの問いに対し茂人は機体の違いを軽く言った

VFー1Dは複座訓練機として生産された機体である
訓練機であるが戦闘にも参加が可能であり実質予備戦力にもなり
SDFー1マクロスの所属の機体が実戦に参加している

一方のVTー1はVFー1後期生産型をベースに開発された複座訓練機であり 
オストリッチと言うバルキリーと異なる名前があり、非武装型である
ロールアウトしたのは2016年

2つの機体の関係に近い物は・・・・
VFー1GファニーチャイニーズとVEー1エリントシーカーがある。

とは言え、そこまで気にする必要性はないが・・・

桐原少佐「今回の目的は可変戦闘機のコックピットの中に入り、仕組みを覚える事。後日、私を含め教官席の後ろの座席に乗り実際の操縦した時のGを体感してもらう」

リチャード「それを5日間、その次にシュミレータで可変戦闘機の戦闘シュミレーションをやってもらう」

ラウラからの質問を応えた茂人はこれから行うスケジュールを発表した。

最初の5日はコックピットに入り仕組みを覚えるが事と茂人ら教官の後部座席に座り
可変戦闘機運用時のGを体感
次の5日で可変戦闘機の戦闘シュミレーションに参加し、一人で操縦出来るようになってもらう

そして最後の5日に

桐原少佐「実際に一人で運用し、空母の離発着などなどやってもらう。簡単なことじゃないからしっかり覚えろよ!」

『はい!』

実際に一人で操縦し、空母の離発着などをやってもらう。
15日の間に基礎知識や基礎能力を叩き込み、残りの期間は応用なり出向なりしてもらう

新統合軍には一人でも多くの可変戦闘機パイロットを必要としている事情もあり

茂人ら教官そして機種転換センターやそれを取り巻く面々は本気だ
特にラウラは茂人が指揮するアンサーズのメンバーとして必要な人材なため
アンサーズの茂人とアルタミラのカゴメから重要視されている

そうした事情もあってか檄を飛ばす茂人達の命令に従い
ラウラら訓練生はコックピットに乗り込んだ

ラウラ「あぁ、ただ広々としてて心地がいい。クァドラン・ローと違った操縦環境いいね」

コックピットに入ったラウラは再び可変戦闘機のコックピットの操縦性を堪能
クァドラン・ローにはない、快適な操縦性にラウラは快感を覚えた
ただ、前回とは違って教官とかもいるし遊びじゃないので 
ラウラはコックピットの中を見渡した

中はレバーやフルスロットルなど、様々な機器がある
ファイター、ガウォーク、バトロイドの三段変形が可能としているレバーもあれば
基本操縦に使うレバーがある
一気に覚えられるかどうか不安になってきた

カゴメ「どう調子は?」

ラウラ「問題ないよ、完全に覚えるまでに時間はかかるけど」

カゴメ「そう、ラウラなら出来るから慌てないで」

コックピットに乗ってるラウラを心配してきたのかカゴメがヒョコっと顔を出した
カゴメは真面目そうに悩んでいるラウラを見て何か悩んでないか心配になり
わざやざ声をかけた

そんなカゴメの気遣いにラウラは問題はなく、覚えるまでに時間はかかると告げた

-ラウラなら大丈夫そうね

ラウラの調子を見たカゴメは一安心し、その場から去った。

ラウラ「仕組み覚えないと、パイロットにはなれてもエースパイロットにはなれない」

可変戦闘機のコックピットの中で仕組みを覚えようと、ラウラは必死になってた。

コックピット内部の仕組みをしっかり覚えないとエースパイロットになれない
そんな考えがラウラを学びへと駆り立て、がむしゃらに噛み付いていた。
カゴメが来るまでは、焦りもあったが声をかけられたことにより少しは落ち着いたが

まだ焦りがある

桐原少佐「ベルタリア曹長」

ラウラ「はい?教官」

桐原少佐「戦場で焦りは禁物だ、今は授業とは言え候補生からしたら戦場だ。一気に覚えようとしたら逆効果だ。慎重にな」

ラウラ「あっはい、了解しました」

そんな焦りを感じてたラウラは、茂人にも目をつけられ今の現状に対しての忠告をした。

戦場で焦りは死を意味する、自分だけでなく他人をも巻き込む死の導火線
今受けている授業は戦場であり、無理に覚えようとするのは危険・・・
今のラウラの状態は茂人から見てもかなり危険な状態であり
戦場に出たら確実に自分だけでなく他人を巻き込んで死んでしまう結果になる可能性があった

ラウラは茂人の忠告を聞いてからハッとなり、顔を赤くしながら自らの行為を恥じた。

ラウラ「た・・・・大変申し訳ございませんでした」

桐原少佐「すぐ覚えたい気持ちは分かるが、人間である以上その場で覚える限界があるしっかり気をつけてくれよ」

ラウラ「はい分かりました。」

自らの行いを恥じたラウラは茂人に謝ったが・・・
茂人の対応は厳しく、少し怯んでしまった。

ラウラは茂人からアンサーズ中隊の隊員に育て上げるべく厳しくされており
座学の授業中は軽めだが、操縦系の方が厳しく茂人の態度は怖い
感情で怒るのではなく、静かな怒りなので更に怖く感じてしまう。

その後、ラウラは言われた通りにコックピットの中で仕組みを少しずつ覚え 
本日の授業を終えた。

メリル「お疲れのようね、どうだった?」

ラウラ「そう簡単に覚えるのが大変、一気に覚えようとして怒られるし」

メリル「なるほど、私もそれやって怒られたわ」

ラウラ「最初はムカッとしたけど、考えたら間違ってたのは私正解は教官」

メリルから本日の感想を求められたラウラは大変だったと応えた。

カゴメのはアドバイス、茂人は説教されラウラの心は不安定だった。
初日にここまで精神的にグッと来るとは思っていなかったが・・・
今日言われたカゴメと茂人の言葉は中々タメになったので気にしない

むしろ気にしたら負けラウラはそう思った

メリル「2日後、実際に後部座席に乗って実際の感覚を知るなんか不安」

ラウラ「確かに楽しみなような、不安なような」

メリル「ラウラらしくないなぁ、もっとシャキッと」

ラウラ「う・・・うん」

しかし

実際は今日言われた事を心の中では気にしており、2日後の授業に対し不安を抱えていた
本当に自分に出来るかどうか不安で頭が一杯だった。

今日のよりマシだとは思うけど

ラウラは大きなため息をしながら、次の授業のためメリルと共に教室に向かった