レンズの性能...というか特徴を説明する時に、「明るいレンズ」「暗いレンズ」という表現を見かけます。

「明るいレンズ」は開放F値の小さいレンズを指し、「暗いレンズ」は開放F値がやや大きめのレンズを指しています。

その言葉から、

『このレンズはF1.4だから明るく撮れるんだ!』

『F4だと暗く写るのかな?』

と勘違いしてしまいそうですが、どちらのレンズを使っても撮れる写真の明るさは変わりません。

 

では、なぜ「明るいレンズ」「暗いレンズ」なのか。

 

フィルムでもデジタルでも一眼レフカメラは、カメラに装着したレンズを通った映像(光)をのファインダーで見ています。

この時に、開放F値の小さいレンズでは「ファインダーの映像が明るく」見え、開放F値が大きいレンズでは「ファインダーの映像がやや暗く」感じます。

つまり、

『明るいレンズ』=ファインダーの映像が明るく見やすい

『暗いレンズ』    =ファインダーの映像が少し暗い

ということなのかな、と。

実際に、F1.4などのF値が小さいレンズを付けた時はファインダーも明るく見えて、F3.5などのレンズを付けた時はやや暗く感じます。

 

最近の主流はミラーレスデジタルカメラになり、ファインダーは液晶画像になっています。

どのF値でも同じような明るさになるように自動的に調整されて表示するのでレンズの「明るい/暗い」は、あまり意識することがなくなっていると思います。

 

開放F値の小さい大きいはボケの大きさにも関係していますが、元々はボケがどうとかではなく、ファインダーの明るさや感度/シャッタースピードとの兼ね合いで、やや薄暗い環境下でもできるだけ快適に撮影ができることを目的として作られたのかな?と考えました。