すごい。すごすぎる。

はんぱなくおもしろかったです。どうやったらこんな話をつくることができるのか。
 
本も分厚いし、話としても19年を描いているので非常に濃厚です。人生とは。
 
内容についてもさることながら、一貫して主人公の心理描写をしないところがすごい。明らかに主人公は彼らなのに、彼らが何を考え、何をもって行動しているのかが本当のところがわからない。主人公とは、と考えさせられました。
 
ドラマ版、映画版、韓国版とありますが、キャスト的には映画版がマッチしているように感じました。(まだ見ていないのですが)
堀北真希は意外と影のある役ができる女優さんです。一方ドラマ版は綾瀬はるかさんですが、個人的に彼女はやっぱり影がでない女優さんだと思っています。こればっかりは雰囲気なので難しいですよね。
 
ドラマ版、映画版ともにわりと構成に違いもあり、原作との違いもあるようなので、一度見てみたいと思います。やっぱり、どんな作品も原作を超えることはできないとは思っていますが、期待もこめて。
 
東野圭吾作品はこれからも読んでいきたいなと思います。影のある話大好きです。そういえば流星の絆も大好きでした。あれは、ドラマがうまいこといっていたな。