8月4日(4日目)
焼山寺ふもとの道の駅で野宿。
朝、4時45分起床。
片付けを終え、やる気満々で自転車にまたがるもパンクしていることに気づく。
早朝のパンク修理開始。
朝っぱらから手を汚し、汗をたらしながらオペは終了する。
修理中、近所のおじいちゃんが話しかけてきた。
たしか90歳くらいのおじいちゃんだった。元気そうでなによりだが、耳が遠くて会話が成立せず。
6時半出発。
スイーーーっと山を下り、街中へ。
12番大日寺→13番立江寺→徳島市内へ。
途中、徳島ラーメンのルーツである「いのたに」で大肉&ライスをがっつく。
有名人の色紙がずらりと並んでた。ちなみに食券制で、出てくる食券はなつかしのプラスチック製のものがカランといっておちてくるやつ。
僕の母校の購買にあった食券を思い出す・・・。
横に眉山を眺めながら市内を通過。街中は道が継ぎはぎだらけで自転車はしんどい。
そしてまたもや難関の14番鶴林寺へアタックした。
いきなり遍路道(歩き専用)と車道に別れていたのでどうしようか迷う。
やはり相棒を置いていくわけにはいかず、いざ押し登り開始。
勾配は最強だった。ストレッチでアキレス腱を伸ばすぐらいの角度。
やはり夕方ということもあり、お約束の夕立。
ただひたすらに押し続けるも、あまりのしんどさに恐怖すら感じた。
豪雨プラス霧もでてきて完全に一寸先は闇の状態。
この状況を写真に撮りたかったが、デジカメが破壊されるのが明らかだったので断念。
どっちにしろ、カバンの中のデジタル機器の全滅を覚悟しました。
途中、同じように自転車を押しているお遍路さんに遭遇。
極限の孤独から解放される。
彼は一度東京で就職するも、数年で辞めしばらくお遍路周りしているとのこと。
僕(21歳)よりも少し上の人だった。
鶴林寺の門が見えたときはマジ安心した。納経終了ギリギリの4時半過ぎだった。
ザーザー降りの中納経を済ませ、無事下山。
下山する頃には雨も止み、水溜りに空が映りこむほどの晴天。
車も全然通らない山道をただひたすらに降りる。
スイーと行くと、これまた難所の大龍寺麓のロープウェイ乗り場に到着。
すでに6時ごろだったので野宿場所を決め、食料の確保のため近くを散策する。
大変失礼ですが、なんにもなくて困った!
スーパーを見つけたが他店との競争がないせいか全部定価。
なんか気に食わなくて何も買わずに出るw
で、近所にあった定食屋に入る。とんかつイレブン定食を食べる。ご飯大盛り。
満腹になって明日の計画を立てるためにツーリングマップを開いていると偶然居合わせたお客さんに一緒に飲まないか?と声をかけられる。
夫婦で飲んでたみたいで、旦那さんは以前自転車でお遍路した経験があるらしく、当時地元の人に泊めてもらった恩返しに家に来ないかと誘っていただいた。
さっき食べた定食もビールまでもご馳走になり家に泊めてもらうことになった。
でっかい家でかなり綺麗だった。町工場の社長さんらしく家の敷地内に工場があった。
綺麗なお風呂に入れていただき、美味しいおビールと食事、暖かい布団を用意してくださった。
感謝!
さらにはびしょびしょになった服まで全て洗ってもらい、まさに至りつくせり。
まさに「田舎に泊まろう!」を実践してしまった。
とても幸せな気分になった。
このあたりからお遍路するにあたっての心構えが変わってくる…