Kissのお題で他の人は男と女が乳繰り合う作品を書いている中、
オーケンだけがロックバンドのKissをテーマにして書いていました。
昔人気はあったが今はすっかり落ちぶれたロックバンドのボーカルが主人公。
ファミレスで打ち合わせをしているそのロックバンドのメンバーに向かって、青年の投げかけたのが次の一言。
「あの、ロックで食えてるんですか?気になったんで聞いてみたんですけど」
ロックの部分を絵、演劇などといった、
安定と引き換えに自由を得る事のできる職業に置き換えても、質問の意味が変わらないこの文章。
自由といっても、その時間を努力に充てなければ成功する事はないだろうし、
充てたところで成功できるのか、と聞かれれば当たり前だけど、それはノーなのだ。
僕は、別にそんな職業に就こうとは微塵も思ってないけれど、
この部分を読んだとき高い所から落ちるのに似た怖さを感じたから、
備忘録代わりとしてメモしておく。