初めて門限を破った時、初めて彼女ができた時。
まさか、自分がそんな事になるわけが、するわけが無いだろうと強く思っていた初体験をした時は、
高揚感を精神に与え、日常を忘れさせる事によってどこか遠くに飛ばしてくれる、
どこかドラックみたいな所があると思う。
僕がこの本は読む事がないだろう、と思っていた本がある。
ドグラ・マグラ 作:夢野久作
日本三大奇書の一つに数えられるこの作品、
いつだったか僕がその内容を知った時、最初は読んでみたい強い衝動に駆られた。
しかし、本を買う金は無く、図書館にはその有名性ゆえか置いていない事ばかりだった。
あまりにも手に入らないので、僕はその本に対しての興味を失っていき、存在を忘れていった。
そして、つい先日、最寄の図書館に足を運んでみた。
最初はCDを見て、大槻ケンヂさんのエッセイを読んでダラダラと時間を潰していた。
一時間ほど暇を潰した後だっただろうか、突然ドグラ・マグラの存在を思い出したのだ。
神の啓示というものが存在するとしたならば、多分この瞬間を指すのだろう。
文庫本のコーナーで夢野久作を探す事に決めた。
……ゆ、ゆ、ゆ……。
そこには夢野久作の作品が何本かおいてあった。
そして、ドグラ・マグラも上下巻合わせてそこに並んでいた。
手に取るどころか、表紙を見る事すら諦めていた本がそこにはあったのだ。
本を借りるまでに20分もの時間を要した。
決して、受付が混んでいたわけではない。
寧ろ、受付嬢とは言い難いおばさんは暇そうに欠伸なんかしている始末だ。
僕は迷っていたのだ、果たしてこの本を読んでいいものなのか、と。
手に入らなかった長い時間の中で、僕は勝手に本に期待を重ねている。
読んだら期待を裏切られないだろうか、自分の期待を超えてくれるのではないか、
そんなゴチャゴチャした気持ちのまま、僕はドグラ・マグラを借りた。
この本が僕をどこまで飛ばして、ハイにしてくれるかはまだわからない。
でも、願わくば、絶頂まで一気に飛ばしてもらいたい。
それこそ、ルーシーとダイヤモンドと一緒に空を飛べるくらいに。
まさか、自分がそんな事になるわけが、するわけが無いだろうと強く思っていた初体験をした時は、
高揚感を精神に与え、日常を忘れさせる事によってどこか遠くに飛ばしてくれる、
どこかドラックみたいな所があると思う。
僕がこの本は読む事がないだろう、と思っていた本がある。
ドグラ・マグラ 作:夢野久作
日本三大奇書の一つに数えられるこの作品、
いつだったか僕がその内容を知った時、最初は読んでみたい強い衝動に駆られた。
しかし、本を買う金は無く、図書館にはその有名性ゆえか置いていない事ばかりだった。
あまりにも手に入らないので、僕はその本に対しての興味を失っていき、存在を忘れていった。
そして、つい先日、最寄の図書館に足を運んでみた。
最初はCDを見て、大槻ケンヂさんのエッセイを読んでダラダラと時間を潰していた。
一時間ほど暇を潰した後だっただろうか、突然ドグラ・マグラの存在を思い出したのだ。
神の啓示というものが存在するとしたならば、多分この瞬間を指すのだろう。
文庫本のコーナーで夢野久作を探す事に決めた。
……ゆ、ゆ、ゆ……。
そこには夢野久作の作品が何本かおいてあった。
そして、ドグラ・マグラも上下巻合わせてそこに並んでいた。
手に取るどころか、表紙を見る事すら諦めていた本がそこにはあったのだ。
本を借りるまでに20分もの時間を要した。
決して、受付が混んでいたわけではない。
寧ろ、受付嬢とは言い難いおばさんは暇そうに欠伸なんかしている始末だ。
僕は迷っていたのだ、果たしてこの本を読んでいいものなのか、と。
手に入らなかった長い時間の中で、僕は勝手に本に期待を重ねている。
読んだら期待を裏切られないだろうか、自分の期待を超えてくれるのではないか、
そんなゴチャゴチャした気持ちのまま、僕はドグラ・マグラを借りた。
この本が僕をどこまで飛ばして、ハイにしてくれるかはまだわからない。
でも、願わくば、絶頂まで一気に飛ばしてもらいたい。
それこそ、ルーシーとダイヤモンドと一緒に空を飛べるくらいに。