2024.5.29. Wed.


22:50 よく眠ったとおもったら、3時間も眠らないで覚醒した。目をつむる。

23:43 中途覚醒から1時間もしないうちに中途覚醒する。目をつむる。

2:53 覚醒。外に出て一服する。ふらつくが床を払い、袋麺(塩)を作る。ベーコン、つぶつぶコーンそしてバターをトッピングした。



食後眠気あり。眠気に逆らわず、目をつむる。4:25 に完全覚醒する。



今日の札幌の最高気温は、13℃だそうだ。寒いな。フリースの上にウィンドブレーカーを二枚重ねで外出しようか。



6:00 すぎ、外出。セイコーマートで菓子パンとTULLY'Sのアイスコーヒーを買い、こねこの林に入る。


今日もホケキョが林に響く。


ボーッとしていたら、ベンチのむかいにひとがワラワラ湧いてくる。


大音量のラジオ。


ラジオ体操が始まったのだ。うるさい。


しかし、それにも負けず、ホケキョは鳴いている。



音に耐えていた。やがてラジオ体操は終わり、ジジイババアは去っていった。静かな林を汚した(けがした)感じがした。


うう、寒い。9℃か、帰ろう。


と、立ち上がり、ゴミをまとめる。林床は曇りのせいで暗く、葉にきらめきがない。ただこの寒さでも、ウグイスは鳴いていただけだ。






帰宅して、こたつに脚を突っ込む。まだ、こたつを使っている。もう 5月も終わろうとしているのに。


研究室の本棚から、河野和男著「"自殺する種子" 遺伝資源は誰のもの?」をひっぱり出し、もう一度読んでみる。博士課程修了年の2002年の1年前の冬に読んだきりだから、読後 23年が立っている。あれから、僕の学識や経験値も上がった。きっと再発見が本書にあるだろうと期待してのことだ。




思考が湧いた。

結局、RILsを使った育種は育成系統が倒伏してしまうため、成功しなかった(多けつの野生イネ由来RILsに穂重型稲を交配したためであろう)。倒伏という欠点だけなら、中間母本として、世に送り出すことができるはずである。北海道稲は稲作北限地であり、多様な遺伝変異が人の移動と共に、減少しきったものと考えられる。従って、この育種のもう一つ意義は、遺伝変異の縮小した北海道稲に栽培化で落としてきた野生イネの血を導入し、変異を拡大したことにある。また、マーカー育種を用いていないので、どこかに隠蔽変異のような野生イネの遺伝質が存在すると期待され、これが他の場所、他の遺伝的背景で有用な相互作用を引き起こすかも知れない。品種にならないからといって、やる気も専門性もないのに独占して育成を続けるのは育種全体にとって、有害な行為であり、他の試験場が使えるように中間母本とするべきである。また、失ってきた変異を拡大し、有用化した系統育成に積極的に価値を与えるよう、育種家の業績を評価すべきであると、私は考える。残念ながら、稲では、広い変異を知り、現場で下積みした博士はもういない。これは、狭い栽培稲の変異を使った育種しかしてこなかった育種家が野生イネの情報が無いため広い変異を扱えないことを意味する(これは本論で述べた通りである)。そこで、現場に予算を与え、適応に関する進化遺伝を専攻した大学純正博士を雇うようなシステムを作ってみたらいかが、と思う。そうすると、大学も一部はそのような育種に必要な博士を育成する方向に転じるだろう。




買い物に行こう。


フリースの上に2枚ウィンドブレーカーを重ねて外出する。気温 10℃、風が吹いている。


[東光ストア]で、アスパラガスを購入して、今日の夕飯はアスパラリッチシャケのムニエルとする。特売日だったのだ。アメリカンドッグとカニクリームコロッケを購入して、林でアイスコーヒーと共に食す。


けれど寒い。今日は犬の散歩人以外はあまり子供もいない。



帰ろ。


帰宅して、たぬきそばを作る。



汁まで飲み干し、ぷっは〜、ごろり。まんぞくまんぞく。


引き続き、「自殺する種子」を読んでゆく。


なんだか、眠くなった。


目を瞑ると久々にうとうと出来た。日中のうとうとなんて、去年の入院前(11月)以来のことだ。珍しいな。



さ、おあがり。アスパラまだまだ焼けるで。



いただきま〜す。






〈ザ・パーフェクトボディーシリーズ⑧〉