2024.3.17. Sun.


曇っているな。寒い。


外で一服してくらくら。この一服目のくらくらが気持ちいい。


部屋に戻り、東京の人に電話する。ぎっくり腰はあいかわらずのようだ。東京の人の息子が離婚騒ぎの最中だと言う。息子は偉くなって、毎月100万は稼ぐのだが、嫁がその給料を高価な化粧品や外食で湯水のように使ってしまうという。家計が傾くので、注意したら、もっとお金持ちと結婚すれば良かったとキレたらしい。家事をしているかといえばそうでもなく、二人の子ども達は、離婚したらパパにつくと言っているらしい。もちろん嫁は子供は要らないと言い放っているそうだ。バツイチなのだが、その息子は相変わらず女の趣味が悪いな、すぐ離婚した方がいいなと思った。



外出する。


寒いな。これが北海道の三月。寒さに耐えて、地下鉄最寄り駅まで歩行する。昨日行き詰まった考察のポイントを歩きながら英語で考えている。上手くいきそうな予感がする。



[コージーコーナー]に入る。日曜日の午前中、あの親切な娘がホールに出ていて、かいがいしく働いていた。金土日が勤務日なのかな、バイトだろうかと思った。



リュックからコンピューターを取り出し、昨日の分からんちんディスカッションの修正を始める。修正というよりまるまる書き直しだ。頭の軽い午前中だが、手間取る。やっと少しまとまった形が見えてきた頃、15時に近づいていた。頭がこちこちだ。


可塑性遺伝子のコストはその表現が環境依存する内的なコストではないか?そんなことを言っている論文は理論家の論文にもないが、そう考えないと可塑性の遺伝子が可塑性でない遺伝子と連鎖しない像が説明できない。


日曜日正午から、スレンダー美人がホールに出てきた。執筆に一息ついた頃、スレンダー美人にアイスコーヒーのおかわりを頼む。


ぐっと考えこむ。そして、適切な表現を求める。


ふぅ〜できた。


コンピューターをシャットダウンし、閉じた。今日は一段落ごときに手間取った。まだ出来てないけど。


安定的な環境に野生稲を置くとどうなるかなあ。内的なコストが現れるということになってしまうが、すると可塑性の遺伝子だけの連鎖に作用する内的コストが表現型に現れ、その連鎖は失われるということになるかな。むふふ、これはいいぞ。内的コストという概念を持ち出した今日の執筆は成功したようだ。


撹乱環境が表現型への内的コストを上回ると仮定すると内的コストは隠蔽されると考えてよいものか?


表現型可塑性のコストは表現型可塑性の進化を抑制するから、内的コストが表現型に現れたら、可塑性の進化を抑制する方向に働いてしまうと言えるか?


あ〜、頭こちこち。17時を回った。帰ろう。



地下鉄最寄り駅をあがる。おや?雨?歩くと雪だと分かる。少し強めの雪だ。凍っている歩道を選ばないで、[かつや]に向けて歩を進めた。雪まみれ。


ロースカツライス抜きを頼み、また凍っていない歩道を選んでアパートまで向かった。歩きながら、今日のディスカッションのことを考えていた。


アパート前で最後の一服。


部屋に戻る。


ああ、今日の執筆は疲れたな。




〈魅惑の熟女シリーズ〉