2024.2.24. Sat.

大雪…

窓の外を見ると、シンシンと雪が降っていた。

食事中、主任看護師が聞く。大丈夫ですか?こんな大雪のなか帰って。え?と、僕。真意が分からない。ああ、雪が降っているなか歩行して帰って、大丈夫かという意か。タクシー使うから大丈夫だよ、と僕は主任看護師を安心させる。


今日は外泊日。

やっと、病院管理のもとから開放される。それでノビノビしている。外泊が済むと、次に来る病院のイベントは退院であり、なんだか寂しい。それで、今日はノビノビ感と寂しさが心の中で同居している。


今日の日勤は、ベテラン看護師二人と一年目看護師君。3人とも僕とは縁遠い。だから、会話もない。昨夜の準夜勤は、仲の良い親切姐さんとスウィーツ看護師。あたたかなコミュニケーションをして、気持ちよく眠りについた。


午後…

病院を離れる。

晴れた。

僕はまっすぐに馴染みの居酒屋に向かった。

社長は遅い昼飯を食べていた。

となりに座り、たばこを吸う。

あ〜、まだ一服目はくらくらくるわ~、と社長に言うと、社長は笑った。

世間話を延々とする。

帰棟の門限はないので、のんびり話している。

16時に近づいた頃、MKタクシーを呼んで帰ろうと思った。昨日の自宅インフラのチェックのために、自宅に戻ったとき、そうとう室内は寒いということが分かっているからだ。早く帰った方がいい。

タクシーは、指定した道を行き、最安値でアパートまでたどり着いた。

あまりに寒くて、腰の筋肉が凝り、急いでヒータをつけこたつにもぐった。手がガクガク震えっぱなしだった。

トイレに行きたくなり、トイレのドアを開けると便器の周りが濡れていた。おや、昨日漏らして小用をしてしまったっけか?

いや〜、そんな記憶はないけど。便器の周辺の配管から水が漏れたのだろうか?一抹の不安が頭をよぎる。そうなると、また厄介だ。

とりあえず、今日は水を流さず、水がまた便器周辺に染みでてこないか、明日チェックすることにした。

ガタガタ震えながら、1時間ほど我慢していたら、室温が上がってきた。飯が炊きあがる。

今日は何も調理せず、レトルトの吉野家の牛丼の具を米にかけるだけにした。それでも、腹に飯を入れると体温が上がってきた。手の震えは去った。

病院なら 20時に薬を入れる。だが、今日は 21時にしようと思う。暖房がまだ室内にまわりきっておらず、すぐ冷えるからだ。

室内に一人。これが入院前までは当たり前だったのだが、入院してから、90日超、看護師とのコミュニケーションやおやすみの挨拶に慣れてしまった。さて、どうするか、どうなるのか、と思っているのである。


追記

トイレの水を流したら、やはり水が染み出てきた。故障だった。明日のプランは丸潰れ。さて、どうしようか。