お部屋の中を匂いでいる片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎ。
乗り気でない北風と自信満々の太陽。
「このうさぎがうずくまったら、勝負を始めよう」

でも・・・

片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎは、
今の天気にさして興味もないようで 突然走り出してしまいました!
うずくまる気配は、まったく出てきません。
北風&太陽「・・・・・・・・・・・・・・・」

片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎ、ノリノリです。
待ちきれなくなった先攻の北風が、風をおこしました びゅおぉぉー。

片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎは、
「風つよいなー」とつぶやくだけで
特にそれで何かが変わるという訳でもないような顔で
自分のするべき事に集中しているようです。
風があろうと、なかろうと、関係ない様子で走っています。
「では、私がこの片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎの興味をひいてみようか」
と 自信満々で光をそそぎだしました。
すると・・・・・・・


ちょっとテンションが上がった位で、
片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎの興味は自分のすべき事が一番の興味なので
さして変化がありません。
北風&太陽「・・・・・・・」

風とか、光よりも片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎの興味を引き
突き動かす原動力 それは
「黒くてもさもさで耳の垂れたぶちゃかわうさぎのにおい」でした。

何事にも代え難い活力の素!

黒くてもさもさで耳の垂れたぶちゃかわうさぎが
動かなくても存在感を醸し出す事に若干嫉妬する 片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎは、
逆転の発想により動き回る事で自己をアピールし「今日もやったった♪」と完全燃焼し、
満足し、眠りにつくという うさぎなのでした。
素直で愛くるしいうさぎと、ちょっと変だけどそれがまた愛くるしいうさぎ。
うさぎにも色々居るんだな、
「こうすれば必ずしも成功する」と決めつけてはいけないものだなと 北風と太陽は
片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎにより学んだのです。

エネルギーチャージ。(マロの香り吸い込み中)
「やれやれ、私の包み込むような光を完全無視するうさぎははじめてだよ」と太陽。
「完全無視ではないですよ、テンション上がってただけでもましですよ、私なんて存在すら・・・」と北風。
「いやいや、テンション上がっても見た目に解りにくいじゃないか。垂れてる耳が持ち上がる瞬間を 生み出せる君の方がオイシイよ」と太陽。
「オイシイですかねぇ」とちょっと嬉しそうな北風。
「・・・大事なのは勝ち負けでは、ないですね」と二人。
「私達が常識だと思っている事が必ずしもまかり通る訳ではないと今日、初めて知ったよ」と二人。
さっき、素直に思うように動いてくれた黒くてもさもさで耳の垂れたぶちゃかわうさぎは・・・

過保護な待遇に素直に応じていました。
「いやー、過保護だ」と太陽。
「毛布はぶっちゃけ邪魔でしょう」と北風。
「でも、マロもあったかいってずっとかぶってますけど」とママ。
「ちょんまげはかわいいけど、ゴムも毛布もピンクはないでしょう」と太陽、
「男の子のようだしな」と北風。
黒くてもさもさで耳の垂れたぶちゃかわうさぎは「素直だな」「うん、素直だ」
片耳の垂れた体育会系の三毛うさぎは「おもしろいな」「うん、おもしろい」
そろそろ、北風も太陽もおうちにかえる時間です。

おやすみなさい。
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