5年前のFBより

雑感

初めてスクリーンで裕也さんを観たのが『十回のモスキート』。当時25才の堅気の私には変な映画だという印象しかなかった。(^_^;)
同じ頃に次に観たのが『水のないプール』。ここでさらに過激な描写にさらにビックリ。しかしどこかコミカルに描いていて面白かった印象が。(^_^;)

当時から好奇心だけは旺盛だった。そして『横浜BJブルース』。脇役ながら、メチャカッコよくて一瞬で殺られた。(笑)そうこうしているうちに『コミック雑誌なんていらない』が登場。これは前評判が凄くて…。これも不思議な映画だったが、登場人物の豪華さは圧巻だった。後からミスターピンクが出演していると聞いて、再度鑑賞。見つけました。そして『赤目四十八瀧心中未遂』謎の彫師。スクリーンではいつも強烈な印象を与え続けていた。若い頃の色っぽい裕也さんが好きでした。色々言われているけど、こういうはみ出した頑固な人は他人には思えない。トラウマがあります。(笑)寂しくなるなあ。

追伸
ATGの『ピンクよ、朱に染まれ』という企画で石橋凌主演の「さらば相棒」が公開された当時、一度だけ生裕也さんにお逢いした事があった。当時ARBのファンだったので、彼が主演の映画ということで、敷居の高い成人映画をどうしても観たくて、渋谷東映の地下の映画館にいった頃。下北沢の本多劇場で日替わりで松田優作や、宇崎竜童、原田芳雄他のコンサートが5日位連続で開催されていた。その2週間位前に下北沢から三軒茶屋に帰る道をいつものように自転車で走っていたら、裕也さんとBOROが二人でいた。ミーハーな私は、裕也さん、サインして下さいと駆けつけると、気さくに応じて下さり、今度こういうコンサートやるから、ぜひ来てね。とそのチラシを受け取った事が。竜童さんや、原田芳雄さんの回はソールドアウトだったので、優作さんのコンサートにいくと、なんと竜童さん、その他が聞きにきていた。という事も思い出した。今なら面の皮が厚くなってきたので、竜童さんに先日、「さらば相棒」を見に行きましたよ。と伝えられると思うが、当時はまだウブだったので、憧れの竜童さんに、その言葉を伝えられず、呆然と見ていた事を今でも昨日の事のように覚えている。

コミック雑誌なんていらない』