世に処するには、

どんな難事に出逢っても臆病ではいけない。

「さあ、なにほどでも来い。おれの身体がねじれるならばねじってみろ」

という料簡で事をさばいてゆくときは、

難時が到来すればするほど

おもしろ味がついてきて、

物事は造作もなく落着してしまうものだ。



- 勝海舟 -