この頃の武士もそうでないものも、必死だったと思う。それは現代も同じ。それぞれの立場や環境は様々なれど、必死に生きている。しかしあまりに忙しいと、自分を失いそうになったり、他人を責めてみたり、マイナス思考に陥りそうになる。そんな時に思い出します。

死して屍…。


このブログは、数年前に書いたものを一部追加訂正して再アップさせて頂きました。

死して屍拾う者なし…。

…我が命、我がものと思わず
武門の儀あくまで陰にて
己の器量伏し
ご下命いかにても果すべし
なお、死して屍拾う者なし
死して屍拾う者なし…。

「武士道というは死ぬことと見つけたり」

何度も挫折を繰り返してきたが、今でも私の中に生き続けている。

武士道とは…

周囲を生かす道であり殺す道ではない。
仕える主君と自分に仕える。

部下、民衆の事を常に考える姿勢。

ただ主君に命を捧げることが、美徳ではない。上ばかりを見、上に媚びればその報いは必ず来る。

他者に生かされているという事を忘れない心が大切。

幕末を知れば知るほど、名もなき志士の報われない思いにやるせなくなってくる。

現に戊辰戦争で死んだ土方歳三の骨は他の侍とともに埋葬されることなく、未だにどこに眠っているのかわからない。

賊軍の汚名を着せられた志士たちの悲惨な姿は、まさに、死して屍拾うものなし…。

特に数年前から、史跡巡りや、お墓参りにいくと新しい発見や新たな感慨に胸が一杯になってくる。そんな彼等の息遣いが聞こえてくるようだ。

ただただ、与えられた今の状況を必死に生きるだけ。

生きているだけで、マルモウケ。💞😉

土方歳三死後の処置状況
http://ameblo.jp/oryu2010/entry-11255326411.html