過去に見させて頂いた中で、骨粗鬆症の例をシェアいたします。
本題に入る前に・・・
まずは、一般論としての骨粗鬆症の原因を記載いたします。
① カルシウム不足
骨は毎日少しずつ新しく生まれ変わっているが、新しい骨を作り出すために
必要なカルシウムが不足すると、骨が材料不足で細くもろくなる。
② カルシウムの調節因子の異常
カルシウムが骨の材料として機能するためには、ビタミンDやカルシトニン、
副甲状腺ホルモンなどの因子が不可欠。
これらが不足したり過剰になったりすると、身体へのカルシウムの吸収が悪くなったり、
吸収しても骨に運ばれなかったりする。
③ 女性ホルモンの不足 (女性の場合)
女性ホルモン (エストロゲン) が不足すると、骨にカルシウムが付きにくくなったり、
骨からカルシウムが溶け出すと考えられている。
エストロゲンは閉経によって急激に減少するため、高齢の女性に多い。
④ 運動不足
運動を行い骨に刺激を与えると、骨を作る細胞 (骨芽細胞) の働きが活性化し、
骨密度が増加すると考えられている。
そのため、病気で動けなくなったり、ほとんど歩かないと、骨密度が低下する。
※ 骨の強度 = 骨密度 (骨に含まれるミネラルの量)
+ 骨質 (骨の素材としての質や微細構造、骨の代謝の状態)
一般的には、主に上記の①~④の理由で、
骨を壊す働きをする 「破骨細胞」 が骨を吸収 (骨吸収) するのと、
骨を作る働きをする 「骨芽細胞」 が、破骨細胞によって吸収された部分に新しい骨を作る (骨形成)、
「リモデリング」 という代謝のバランスが崩れて、骨吸収が骨形成を上回り、骨量の減少を引き起こし、
さらに、骨の微細な構造の変化 ・ 小さな骨折などの蓄積 ・ 骨を作るコラーゲンなどの成分の劣化による、骨質の低下 の為に、
骨粗鬆症になると言われています。
( ちなみに、リモデリングが続けられることで、1年間に20~30%の骨が新しい骨に
入れ替わっているようです。)
本題に戻します・・・
私が過去に出会った骨粗鬆症の方の原因を見ると、興味深い反応をしていました。
基本的には、
副甲状腺(上皮小体)が正常に機能していない為に、肩甲挙筋(上部僧帽筋の辺りの深層筋)が抑制・弱化しています。
それで、肩甲骨が下制・外転方向に歪みます。
言い方を換えると、カルシウム代謝が正常に機能していない状態です。
他にもありますが、これは骨粗鬆症の特徴の1つのようです。
カルシウム代謝のしくみや、副甲状腺(上皮小体)×の具体的な原因の症例など、
続きは、後編で述べたいと思います・・・。
