どうも、イナバです( ^ω^ )

先週末のお話をちろっと。

6/16は高根沢町に行ってまいりました。
高根沢町と言えばこのブログをご覧の皆さまにはおなじみかもしれませんが、あの「ひよこの家」があるところですね!

今回は町制施行60周年記念イベントということで、「こころの探検講演会・シンポジウム」が開催されました。


おるたの家は会場に出店させていただき、
講演会・シンポジウムも聞くことができました。


喜多明人先生の講演会に続き、町長、教育長、そしてひよこの家の設立に関わった中野さんとスタッフである芳村さん、さらにはひよこの家の卒業生を招いてのシンポジウムがありました。

後で聞いたら卒業生を招いてのシンポジウムというのははじめてのことだったらしいのですが、
実際にフリースクールで育った方の話というのは興味深いものです。

何よりも強調しておきたいことは、

「フリースクールでも大丈夫!!」

ってことですよ。

学校に行かずとも彼らは立派な大人になり、
当時の自分の感じたことなどを話してくれました。


彼らが話す中でずーっと感じられるのが、
いかに彼らがひよこの家で安心して育ち、
知らず知らずのうちに優しさを感じとっていたのかということ。

おそらくスタッフさんたちはそんな意識せず、
ただ毎日をぼんやりと共に過ごしたんだと思うんです。
(いや、いい意味で言ってますからね!)

でもそのなーんもない日常は、
彼らにとっては「何か」だったんだと思うのです。


おるたの家の日常も、不安になるくらい普通です。
たとえば今日も一人の子が見たがったウルトラマンの動画を
気がつけばみんなで何となく見てました。
そしていつのまにかみんな散り散りになって、
自分のしたいことをやってました。


基本的にそんな毎日です。
興奮や感動は何もなく、
ただなんとなく毎日は過ぎていきます。


でもそういう穏やかさがきっと必要だし、
だからみんなここにいるのだと思うんです。



こんなんでいいのかなという迷いはいつもあります。
でも今回のシンポジウムで少し背中を押された気がしました。


ぼくらが信頼して、いい関係を築ければ、
おるたーの皆さんにはちゃんと伝わる。


いつか彼らも大人になったとき、
おるたの家を穏やかに思い出してくれれば。


そんなふうに思ったのでした。