今回まさよさんとレンジャーさんを

一番ご案内したかった場所は

とても足場が悪い所でした。

雨が降ったら危険なので行ける所ではありません。

なのでお天気だけが気がかりでした。

 

週間天気予報をみてびっくり。

阿蘇・高千穂方面の週末は3日続きで大雨ガーン

でも、まだ日にちはあるし

「みなさんをお連れする必要があれば天気にしてください。」と

お願いしてあります。

 

出発の前日になっても天気予報は変わらず雨のまま。

まさよさんに「折りたたみ傘を持ってこられたほうが良いですよ。」と

メールを送りました。

 

「お連れしたい。」 「お連れしなければ。」というのは私の気持ちです。

もし、それ以上の何かがあるのであれば、

天気は必ず回復するはずと思っていました。

お任せするだけです。

 

そして、当日その何かの力のおかげとしか言いようのない

とても良い天気になったんです。

 

 

まさよさん、その場所に着いて車を降りるなり、

何かに引っ張られるように歩き出して、

私たちのことなど気にしていない様子。

 

足場が悪いのがわかっていたので、

呼ばれるままに進んでいって足を踏み外すといけないと

心配していると

イレーネさんから「一緒に行って。」と声をかけられました。

すぐ体をつかめるようにぴったり後ろにくっ付いていきました。

 

途中から何かぶつぶつ言い出したり

立ち止まったりと明らかに普通ではない様子でした。

とても、声をかけられる雰囲気ではありません。

 

何か話をしていたわけではなく

だんだん近くに聞こえてくるメロディーを一生懸命なぞろうとしていたようです。

 

祠の前でご挨拶を済ますと、急にひざまずきハミングを始められたので、私も同じようにひざまずき、まさよさんに合わせてハミングしました。

すると涙がとめどなく流れてきて

「よかった。よかった。」とつぶやいておりました。

 

後から来たレンジャーのみなさんも

自然とひざまずきみんなで涙を流しながらの合唱になっていました。

 

この場所でろうそくを灯したいと思っていたので、ろうそくを6本用意していたのですが、まさよさんを追いかけるのがいっぱいで、それを取り出すひまもありませんでした(笑)

 

    続く