ご自分で捕獲し、不妊手術し、リリース、または飼う、という試みをされる方への
注意です。

里親詐欺については、以前お話しましたが、
捕獲器を仕掛ける際も注意してください。
自宅の中に仕掛けても、不特定な人物が容易に進入できる状況なら(鍵なし、門扉だけ閉めている、など)、注意が必要です。
まして、公園、河原などですと、設置後、その場を離れるのは最小限長くても1時間、できればそばで待機、が必要です。

捕獲された猫は虐待したい者にとっては、格好の獲物です。
簡単に連れ去れます。
逃げられないことで騒ぐので、誰でも気づく状態になります。

また、虐待者が捕獲器をしかけ、連れ去ることもありますので、
同じ場所で何度も設置されている場合、見かけたら声をかけて意図を確かめてください。
必要以上に「猫が好きで、不妊手術しているんですよー」など、親切な感じで話す人間は逆に要注意です。
私たちボランティアは、猫について質問してくる人について、常に猜疑心をもって接します(表面上はみせませんが)。
また、いつものえさ場に急に出現し、「かわいいですねー。餌をあげてもいいですか?」などと気軽に近づいて来る人にも注意です。

人間を疑ってかかるばかりも、悲しいことですが、あまりにも多いので仕方ありません。
虐待する人間は、話しながら、目を伏せがちで、まっすぐ顔を見ないことが多いです。
猫をみる振りをします。

不妊手術するんですよ、と話しても、それについてどういう活動なのですか?と、質問もして来ない(興味がない)。

一時現れてもそのうち居なくなり、一切来なくなる。

手術するなら、僕が連れて行きますよー等言われても、絶対に渡さないこと。
ご飯をあげる場合も、そのものだけであげないようにし、必ず、いなくなるまで一緒にいること(猫を不審な人に安易に慣らさないようにするため)。

不審な猫の死骸について、まだ犯人が捕まっていません。
首だけの死体、縛られた手足、などみたら、必ず、警察に報告してください。
お願い申し上げます。