半壊以上と半壊未満ではかなり差がある。
我が母の住んでいたワシの実家については半壊認定となり、さらに住んでいた母が65歳以上ということで支援内容が充実している。
半壊以上であれば仮設住宅への入居は可能だし、家の再建についても補助がある。
一方で我々が住んでいた家は一部損壊で止まっているが、お隣の家が傾いている状況が続いているので、帰るどころか直すこともできない状況。
ちなみに、一部損壊の場合、再建の補助などはほぼ無い。
更に、仮設住宅への申請の権利すらない。
傾いてるお隣さんについても、これまたそのお隣さんが倒れかかって来てて…と、いつリフォーム出来るのかも予定が立ってない。
更に、崩れかけのそのまたお隣さんは、去年末に引っ越ししてて、人的被害は無かったものの、完全に崩れ落ちてて…そろそろ半年迎えようとしている今でも、元旦のそのままの状態。
それでも、ライフラインが完全復旧したら避難終えて帰ってくださいなんて事言われたんですよ、行政からは。
内容的には、罹災証明発行時の避難理由がライフラインがままならないからという内容であり、それが完全復旧した場合には有効ではないと。
お隣さんが真っ直ぐに建ってないと帰れませんよ…いつ潰されるかわからんやん…。
そもそも、半壊認定もらえなかった我々は、仮設住宅の申し込みすら出来ない。
そんな状況だと、戻る選択肢は思い浮かばないよね。
そもそも、ちゃんとリフォームして耐震免震してたから崩れ落ちずに済んだ我が家。
それなのに、一部損壊で済んでますよね?ってあしらわれても、良い気分はしない。
半壊未満の人々の不満をすくいあげる事なく、復旧も無いまま半年過ぎようとしている。
復興のような明るい話題ばかり取り上げるメディアには、もう吐き気がしてきている。
ここ最近は都知事選のニュースばかりでテレビもつけなくなった。
もうこのまま、地元へは片付けにしか帰らず、そのまま避難先であるここで生きていくと思う。