戦後、農家では老若男女が役割分担して仕事をしました。

機械化される以前は、ほとんどの農作業は手仕事です。

大豆や小豆は棚で乾燥させてから棒で叩いて脱穀します。

元気な人は「ブリ」を使って叩いたものです。老人は

短い棒で大豆などの殻を少しずつ叩いて脱穀しました。

殻から取り出した豆は箕(み)を使ってゴミなどを除去し

選別します。その作業を「簸(ひ)る」といいます。

 昨今では箕を見ることもなくなりました。