かつて対馬の農家では子供が手伝いをするのは当たり前でした。

農作業はもちろん、ハミ切り、ニワトリの世話、子守りなど、など。

島では、野良仕事や磯稼ぎに行くときの必携品は「テボ」でした。

 

 戦後しばらくは、子供がテボを背負う(カラウ)姿は日常のことで

珍しくありませんでした。しかし、今日では高齢者でもテボを使用する

頻度は激減しているようです。使用されないテボは絶滅危惧種かも?

 

 約40年前、厳原町豆酘でテボをカラウた姉妹?を偶然、発見。

咄嗟にシャッターをきりました。磯場に行く途中でしょうか。二人の

背中には小さなテボが背負われています。家の手伝いでしょうか。

親孝行な姉妹ですね。