対馬の千俵蒔山と長谷川画伯
長谷川潾二郎画伯が対馬市上県町の千俵蒔山を描いたとみられる
「早春の岬(伊東付近)」を偶然見つけた。
9月9日の日本経済新聞掲載の「美の美」『長谷川潾二郎の静かな世界』の
紙面には「猫」の絵と並んで「早春の岬(伊東付近)」が紹介してあった。
「早春の岬(伊東付近)」を見て 「千俵蒔山だ
」と直感した。
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
絵の山容は、対馬の千俵蒔山と寸分の狂いもないようだ。
その後、上県町佐護に行った折に千俵蒔山を西側より撮影し
「早春の岬(伊東付近)」と比較、間違いないと確信した。
特に注目したのが山裾の海岸を走る道路で、ピッタリと合致する。
問題は長谷川潾二郎画伯が対馬を訪れたことがあるかどうかだ。 ![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
「早春の岬(伊東付近)」を所蔵している宮城県美術館に写真を
郵送して問い合わせた。回答は「よくわからない」とのことだった。 ![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/324.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/324.gif)
同封した写真は、山をおおっている茅が青々していて絵に描かれている
茶色とは異なっている。
「早春の岬(伊東付近)」は、早春に千俵蒔山を描いたと思われるので
草が枯れる2月か3月に再度、撮影し同美術館に提供したいと考えている。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190716/12/orosika/fa/d5/j/o1024070914503858293.jpg?caw=800)
「早春の岬(伊東付近)」に酷似する千俵蒔山の遠景