六年 | 吉野恵悟 オフィシャルブログ 「お江戸をろろん滞在記」 Poewred by Ameba

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「お江戸をろろん滞在記」
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3.11の仙女新宿。

通常の東京大会とは違う特別な大会。

遂にというか、いよいよというか。

仙台が誇るメジャーなプロスポーツ団体としてその名を轟かせる時が来たな。

そんな気がした昨夜の3.11。

全ての試合にテーマがあり。

全ての試合が爆発した。

そう思います。

かつてタイトルを懸けて戦ったカードは第一試合で。

勝利の味を知らなかった白姫に防衛した花ちゃんは欠場明け。

その間に勝利の味を知った白姫は勝利に対してすごく貪欲な選手に変貌した事を欠場中の花ちゃんは見てなかったからか、少し油断したんじゃなかろうか。

着実に白星を重ねてこれた白姫に安定感感じられるようになってきたかな。

第二の3WAYは…

はじめて取り憑かれた。

まぁしかしあんなけベテラン混ぜてとんでもないカード組むもんだ。

それも仙女ならではなんだけども。

第三の6人タッグ。

カサンドラの番犬が一頭増えました。

あんなもん、志田が竹刀使ってもイーブンってとこじゃなかろうか。

取られるリスク込みで。

と、色物風に見てしまいがちではあるが、アレックスとニコル、ローズのあの大型な外国人同士の打ち合いは非常に迫力があって面白かったなぁ。

またみたい。

そしてセミ。

もしかしたら今一番「ヤバい」女子シングルマッチかもしれない。

大型選手同士のぶつかり合いや投げ合いで盛り上げる試合を大砲の打ち合い、スピードや空中戦で盛り上げる試合をマシンガンの打ち合いと表現するならば、里村明衣子vs朱里は真剣での一対一の戦。

過去の対戦での蹴り合いの展開にはリングにいて本当に電流を感じるぐらいの凄まじさ。

ただそこで打ち負けていた朱里ちゃんが自ら志願した一騎討ち。

キックからMMAに転向して最前線で活躍してる選手の凄さを感じた。

これまでのプロレスのリングで見たことのない攻撃パターン。

グラウンドの圧倒的な技術。

そんな簡単に腕とれちゃうのかと。

里村さんが後輩相手にあそこまで劣勢になっているのを見た事がなくて、これは大変な事が起きてるって実感はあった。

でももっと大変なのは全く守りに下がらない里村さんの姿勢。

やられながらも攻める。身体が動く限り攻める。

凄い。凄すぎる。

両者共に闘志が凄すぎて、本当に近くのが怖くなりました。

映像観たら分かると思いますけど、他の試合と比べて俺の選手との距離が遠いんです。

もちろん一進一退の攻防故、距離取りすぎると想定外の切り返しなんかでバッティングする恐れもあるからではあるけども。

それでもやっぱり凄かった。

がっちりやられたのに、後輩にシングルで敗れてるのに、また里村明衣子というブランドの価値が上がった気がした。

そしてそこを超えてしまった朱里ちゃんに心から拍手。

間違いなく女子プロレスの歴史を動かした一戦になったと思います。

何か賞を貰って然るべき一戦。

そんな試合にハードルをがっちり上げられてのメインイベント。

仙女側はタイトルなしの丸腰。

方や相手コーナーはシングル王者と二冠王者。

期待される橋本にはじめて不安を感じた試合でしたね。

対戦重ねるごとにアジャさんにレスリングで歯が立たなくなっている。

別に技術が落ちたとかパワー不足とかそういう事じゃないのはわかってるんやけど、野球やゴルフで言うところの

「イップス」

みたいな物にかかってるんじゃないかとおもう。

対アジャコング限定で。

本当にパフォーマンスが落ちているなら、松本選手とのあんな攻防で耐え抜くことも攻めることも出来んかったやろうし。

なんなら誤爆ありきとはいえ二冠王者からピンフォール取ることなんてマグレでもありえないとおもうから。

マイクでタイトル再挑戦は表明して受諾はされたけど、期日は王者の指定で4/6後楽園。

もう一ヶ月ない。

しかも王者と二冠王者それぞれからマイクでも総口撃を食らった事でイップスが悪化してなければいいんやが。

この短期間でどれだけ自らのウィークポイントを克服出来るか。

期待したいです。

いや、期待させてくれ!

またベルトを東北に持ち帰ってこそ復興のチカラになると思う。