初めに:ThinkPad X280 OpenCore1.0.6でTahoeを走らせ、純正のINTEL Wi-Fiでなく
BCM94360NGとBCM9435Z両方を使ってみた。MacOS 26.2まで出ている。
何人かの方々がThinkPadT480用config.plistを作成して居られるが、USBで
Tahoe Installerが走ったのは、valnoxy氏派生でgithubにあったtetenc555氏
のそれであった。Kutemeikito氏のは、起動途中禁止マークで止まっていた。
OpenCore 版0.8.8なでOCAuxiliaryTools.appの
UpgradeOpenCore&Kext
で、開いた窓の右下の青色バーStart Syncで1.0.6に同期させて保存しUSB
起動で即Tahoeがインストールできた。「BCM94360NGを使いたい」通り
OpenCore Legacy Patcher3.0.0Nightyでroot Patchを施したら即WiFiが認識
された。なお、BCM94352Zもkextのパラメータを変更したら動作した。
①当初、X280にvalnoxy/t480-ocのEFI(config.plist)でSequoiaを走らせ使っていた
が、ベトナム語を使う方がTahoe対応OpenCore Legacy Patcher3.0.0Nightyを12月
上旬に出されてTahoeにroot patchを施せるようになったので、最後のIntel CPU対
応MacOSを試してみた。まず、Tahoe 26.0か26.2のInstallAssistant.pkg をDLして
USBを作成する。
②tetenc555/Opencore-ThinkPad-T480をDLして、OCAuxiliaryTools.app 等のplist
エディタでNVRAM/Add/7C436110-AB2A-4BBB-A880-FE41995C9F82で、
AMFI(Apple Mobile File Integrity)を無効化するためboot-argsにamfi=0x80を追
加記載。OpenCoreが0.8.8版なので、 アイコンUpgradeOpenCore&Kextで
開いた窓の右下の青色バーStart Syncで同期させて保存で完了。config.plistを
1.0.6にsyncさせ保存したconfig.plistの入ったEFIフォルダをUSBのEFIパ
ーティションにコピーして、X280をUSBから起動させ、Tahoeをインスコ。
③インストール完了後、NVMeSSDのEFI(NO NAME)フォルダにUSBと同じ
EFIフォルダをコピーし、再起動させると、WiFi表示四半円扇形がグレーの
まま英語版で起動する。システム設定で英語表示を日本語に変える。
④まだ、WiFiが使えないので、Apple-USB-Ethernetアダプタを介してDLか、
別な機械でDLしたOpenCore Legacy Patcher3.0.0 NightyをX280で走らせ、
Post-Install Root Patch →Start Root Patchingでroot patchを施し、再起動。
(このパッチは、最初に繋いだUSB-Ethernet en0をen1に自動変更!)
⑤最起動後、WiFI表示が正規になり、使えるようになる。
※このままでBCM94360NGが使えるが、BCM94352Zは使えないので、kextで
AirportBrcmFixup.kextとAirportBrcmFixup.kext/Contents/PlugIns/AirPortBrcmNIC
_Injector.kextのパラメータMiniKernelの12.0.0を削除するか、☑️trueの✓を
外し、電源OFFしM.2を交換したうえで、再起動するとBCM94352Zが可動。
なお、転送レートは、BCM94352Zが867、BCM94360NGが半分の434は、
Sequoiaと変わらなかった。Windowsでは同じ867なのに、Macでは、
BCM94352Zの方が優秀のようだ。それに安い。
◉Chrome系のブラウザで使ったとき、Chromium 143.0.7499.169で印刷時、簡体
中国語が空白になり印刷されない。その場合は、システム設定>一般>言語地域
で、「日本語ー最優先」の下に、簡体中文を追加するだけで良い(変換機能はキャ
ンセル)。邦語のHPでは漢字の空白化は起こらない。Apple謹製のSafariでは、当
然何の支障もない。
◎音が出ないことに気づいた。KextやDPやNVRAMパラメータを弄ったがうまくい
かず調べ、insanelyMacの[pre-release] macOS Tahoeの61頁にあった、Voodoo
HDA-Installer.zipをDL、解凍した後、①Hacking And Beyond 次に②VoodooHDA.
pkgを走らせると、システム設定の最下段にスピーカーアイコンが登録される。
kext内登録のAppleALC.kextやalcid=3等記述も、無意味で不要となり全部削る。
ドルタニア氏の説明にもある通り、MacOS 26以降System/Libraries/Extentions
内に純正のAppleHDA.kextが配置されなくなったために、EFI/OC/Kekxt/AppleALC
.kextが使えず、Sequoiaまでは音が出たのにTahoeからは音が出なくなった。
□Sequoiaに比べTahoeは、デザイン一変した。ハードディスク等アイコンが変更さ
れLinuxのそれに似た印象を受ける。また、「流動ガラス」と呼称しウィジットの
下が透けて見える等、画面の概観に相当量資源を裂いているようで、Sequoiaよ
り一瞬描画が遅い印象がある。M△チップでは高速なので問題がないのだろうが
Intelで使うのには、Sequoiaのほうがよさげであった。ついでに、Tahoeのダイ
ナミック壁紙をSequoiaの/System/Library/Desktop Pictures/.wallpaperにコピー
しようと試みたが、/System以下だけは、Appleが固く書込を禁止し、sudo mo
unt -uw / も66エラーで、全く効かなくなり、nvram/Add/7C436110-AB2A-4BB
B-A880-FE41995C9F82/csr-active-config String FF0F0000設定も一切ダメで
アクセス権を換えられなかった。/System/Library/Desktop Pictures/.wallpapers
に書込み禁止なので、苦肉の策としてDynamicWallpaper24.4のダイナミック壁
紙登録フォルダ user/Library/Containers/Dynamic Wallpaper/Data/Documents/
VideoにTahoe Day.movをコピーしメニューバーの四角アイコンのWorkshop>
Downloadedの表示の中にTahoeDay.movが入るのでSet to DesktopでOKであっ
た。なお、/Libraryは、回復モード(起動選択アイコン時に空白を押すとRecov
eryアイコンが出る)でTerminalでcsrutil disable して、再起動で書き込み可能
だった。




