初めに:NEC Mate MB-K  Lenovo IS8XMのUEFI-BIOSにNVMeファームを追加し、

    NVMe SSDに直接DOS7.1とWindows XP x86のインストールをしてみま

    した。おそらくCSM設定がない純粋UEFIだけの最新のマザボにもこの

    手順でMBRだけの古代OSのWin XPをインストール・起動できるはずです。

    方法はルーマニアのOmores氏に習いブートローダーに

    CSMWrap.efiを使い、少し異なるアプローチをしました。

    必要な全ファイルは、DiskGenius 5.6.1.1580を除き、

    外最下部でDL可とします。

    DiskGeniusの代替は、Linuxのコマンドラインでできるようです。

    NVMeの下準備が第一段階です。 

         

 

 手順①から⑭ 

①Win11の稼働機械とWindowsXP INTEGRAL EDITIONで1,2,3,5,A,B,C,Fの

 ドライバを追加したDVD/CDとDOS71.ISOのDVD/CDの2枚を作成します。

 またマザボにSATA接続のDVDドライブとUSB-NVMeコンバータも用意

 してください。

 

 以下、②から⑦はNVMe SSDの下準備です。

 

②DiskGenius 5.6.1.1580で、USB-NVMe変換したNVMeドライブを、

 ディスク(D)→すべてのパーティションを削除する→ディスク(D)→テーブ

 ルを保存するで、実際に消去します。

 (USB-NVMe変換は千円程度、黒ゴム留めだと、使いやすい)

 

③パーティション(P)→ESP/MSRパーティションを作成するで、200MBのEFIフォル

 ダを作成する→ディスク(D)→テーブルを保存するで、実際に作ります。

           

 

④NVMeの残りの部分をFAT32でフォーマットします。

「空き」を選択し赤囲いにさせ、右クリックで「新たなパーティション

 を作成する」で、FAT32でフォーマットします。「確定」後、

 ディスク(D)→テーブルを保存するで実際にパーティションを作ります。

         

 

⑤ESP(0)フォルダをダブルクリックして、ここにUEFIからブート

 させるためのBootx64.efiを入れたEFI_CSMWrapフォルダをコピーし

 「完了」させ、右クリック名称変更で「EFI」だけに変更し、

 DiskGeniusを終了させます。(UEFIではMBRしか受け付けない古い

 OSを起動できないため、UEFIにCompatibility Support Moduleを追

 加してMBRにアクセスできるようにします。CSMWrap.efi 3.1.2

 というGithubで公開されている機能でUEFIを偽装させます。)

             

 

⑥このままではNVMeがMBRなので、UEFIが認識できず、認識させる

 ようにHyblidMBRに設定します。C:\にgdisk64.exeをコピーしMSDOS

 プロンプトを管理者モード起動します。そしてc:\windows\system32

 なので、cd\リターンでルートに入り、c:\>でgdisk64 \\.\physicaldrive1

 リターンでコマンドライン操作をします。黒窓では、まず「半角p」

 リターンでパーティションnumberを確認し、次に「半角r」リターン、次いで

 「半角h」リターン、HyblidMBR変更を聞かれ、さらに、「半角1、半角

 空白、半角2、半角空白、半角3」リターンします。半角Yリターン、

 指定されたままdefault codeを入れ、1にはSet the bootable flag?にY、

 その他は、bootableにしないので、Nします。そして最後に「半角w」

 Dou you want to proceed ?に、Yで実際に書き込みます。

             

 

⑦書き込みが終わったNVMeをもう一度DiskGeniusを起動させてディスク

 (D)から、パーティションテーブルタイプをMBRフォーマットに転換する(B)を選択

 →ディスク(D)→テーブルを保存するで、実際にMBRに転換します。必ず

 NVMe SSDがMBR形式でないとDOS71やXPが入らないからです。

 (②から⑦のNVMe下準備は、Linuxで出来ます。gdiskはLinux発祥。)

 

 

⑧USB-NVMe変換から取り外しPCIe-NVMeボードに取り付け実機に付けま

 す。 SATA接続のDVD-ROMドライブも繋ぎます。USB接続DVDでWinXP

 をインストールすると、最後部分でASMSファイルがないとエラーが出て

 解消方法がありません。(USBメモリから起動ではエラー出るか不明)ま

 ず、DVDに何も入れないまま、他に何も繋げないままでNVMeから起動す

 るかを確かめます。数秒待ち、CSMWrap.efi3.1.2は緑カエルのロゴ表

 示のあと、すかさずESCを押下すると、下の画面になります。

                

 

⑨上記画面が出たあとに、DOS71のDVD/CDを入れ、1を押します。

 DVD/CDからDOS71インストール画面が出ます。選択で1、青画面へ。

       

 

⑩XPのi386フォルダをまるごとコピーし、winntリターンでDOSからXPインス

 トールを試したい方はsmartdrvをコピーしておきます。(wdf01000.sysなし

 エラー出て詰まる)DOS7.1のインストールが終了したら手動で電源を切り

 DOS71のDVD/CDを外し、NVMe単体からのDOS起動を確かめ、電源切断。

 なお、DOS71は起動ドライバが入っている「Cドライブ」に入ります。

          

 

⑪再びSW ONして、DOS71インストールと同様に、NVMeから起動させた上で、

 今度はXP INTEGRAL EDITIONのNVMe・AHCI・USB3のドライバを追加した

 DVD/CDを起動させて、DドライブにWindowsXPをインストールします。

 FAT32のままで上書きインストールします。NTFSフォーマットにはしません。

         

 

⑫手動でSW OFFし再度SW ONし、NVMeスタート後、DVD/CDを入れると、

 さらにDVD/CDからインストールが続きます。そして再起動で、WinXPの

 選択が出るようになります。

 (下「Microsoft Windows」は実際はDOS7.1)

       

 

⑬インストールの最終段階です。INTEGRAL EDITIONでは7Zip等、DVD/CD

 からの追加が自動です。赤文字表示でDVD/CDを入れるように促されます。

     

 

⑭以降はノーコメントでよいでしょう。XP起動までの初期time設定は30秒

 ですが、起動パーティションCドライブ内のルートにあるboot.iniを編集し

 ます。また、「Microsoft Windows」表示も好みで「DOS7.1」へと編集し

 ます。インストールによっては電源が自動で切れないときは、手動でOFF

 します。

 

  ※直接NVMeにCSMWrap.efi起動後DVD/CDからWinXPをインストール

   できないのかという質問が出るはずです。実は相当回数試み、

   SKHynix・Samsung・WD等で実験をしましたが、SM951のNVMe版が

   hal.dllが見当たらないという所まで、起動直前までいくのですが、起動

   のboot.iniに/hal=○○オプションを追加しても起動しませんでした。

   ルーマニアのOmores氏が動画の中で、「AHCI」のM.2だと遠方の友から

   送付された3本のM.2 SSDを紹介していたのを確かめたくて、その中の

   一つ、PM991  MZALQ256HAJD(2242サイズ) を入手して上記②から⑦

   の操作をした上で、XPだけをインストール・起動できるかを確かめたら、

   これまでの腐心が何事も無かったかのように、XPがそのまま立ち上がり

   ました。つまり、NVMeとの相性がある事が明確です。以前、

   OpenCoreからのMacOS起動ではNVMeとの相性があり、PM981/991が

   立ち上がらないことを目前で確かめて、PM991を避けていましたが、

   逆にCSMWrap.efiは、PM991とは相性抜群です。予めDOS71インストール

   が不要で、直XPインストールも起動も可能です。VLQ(2280サイズ)や

   9LQ(2230サイズ)もサイズの違いだけですので、DOS71を媒介とせずに

   XPが立ち上がるでしょう。他のOmores氏の動画ではAHCIのM.2を使用し

   起動できていましたが、別な動画で、NVMeに最初にWin98を入れて起

   動可にした後で、次にWinXPを追加していました。そこで、相性が悪い

   NVMeには、まず起動がより簡単なDOS71を入れてNVMeから起動を可

   能にさせ、その上でWinXPを入れようという作戦を立てました。実際、

   「中国DOS联盟」が作成したDOS71の起動DVD/CDからNVMeにDOS71を

   インストール・起動しました。(わずか9MB、Win98のDOS部分を切り

   出したのがDOS71なのでCSMWrapの表示が「Microsoft Windows」と

   出るのは正当です。また、Omores氏が先にWin98を入れた「後」にXP

   を入れる、それなりの回数の試行錯誤をしたのだろうと推測します。)

   Omores氏は相性の良いM.2 SSDを使っているようですが、一般のNVMe

   でも必ず起動できる「DOS71」を媒介に、相性の悪いNVMeでも

   起動可にしたXPです。それにしてもMacOSとWinXPの対NVMe相性が

   真逆とは「知らぬが仏」でした。FUJITSU LifeBook U9310に入れた

   MacOS Sonomaは、SM961で「絶好調」で、PM991では外部USB-

   NVMe変換では起動できても内蔵させたら、起動せず、即刻停止

   でした。Dortania先生の指南には、PM981/991は相性なしと明示さ

   れています。なのでPM991の再入手を躊躇していました。OpenCore

    とMacOSとNVMeSSDの相性についての動作報告が中国でかなりあ

   り、それを纏めて表にしておられる方が中国にいます。その表は

   OpenCoreの使用者にとっては大きな助けです。メーカー毎・機械毎

   にMacOS動作確認の一覧表まであります。中国Baido検索お勧めです。

   同じくCSMWrap.efiとWinXPとNVMe SSDの起動相性について調べる

   物好きの方がいればとも考えます。

 

 ♯INTEGRAL EDITION x86はVolume Lisence英語版ですので、archive.orgにある

  SP2用のJapneseLanguage KITを適用すれば、ほぼ日本語表示になり、ATOKも

  Office 2007も一太郎も快適に使えます。また、デバマネで黄?が付くドライバは

  前回公開のものを全部使えます。archive.orgにx64版がありインストールできま

  すが、x86版の方が有利でしょう。Intel graphic内蔵「Audio」のドライバだけ、

  infファイルの記述をINTELAMDx64 6.0をINTELAMDX64に書き換えて使えるか

  見ていますが、今のところこのドライバだけがパッチを当てられていません。

  EtherNet I217V x64もInfを書き換えると認識でき、ネットは繋がります。英語

  表示でもすっきりしていてナイスです。archiveにx64日本語キットあります。

 

 ♭ここまで整理できるまでに、ブートローダーから始め、数週間の実験を

  繰り返しました・・・知的な遊びでした。Omores氏はハイライト

  部分を各ビデオに紹介し、体系的流れで紹介していないようです。

  追加のVIA6421PCIカード等接続のSATA SSDを使わない方法で、USB-NVMe

  変換とマザボにSATA接続DVD光学ドライブの2つを使う方法を紹介しま

  した。UEFIだけの最新の機械でWin XPを走らせ、ノスタルジーしたい方の

  ご参考になれば幸甚です。

 

●IS8XMのようなCompatibility Support Modeを持つUEFIとLagacy両対応の

 過渡期のマザボであれば、「SATA」にXPインストールは、IDEモードであろ

 うと、AHCIモードであろうと容易です。IDEモードで入れたXPを、AHCIモ

 ードに変更するのも、容易です。しかし、MBR起動しかサポートしないXP

 を、UEFIからしか起動できない設計であるNVMeから起動させるとなると

 ブートローダーをどうすればよいかを乗り越える必要があります。

  最後に、改めて、「忍耐」の先進者であるOmores氏とCSMWrap.efiの

 開発者であるGitHubのJiaxun Yang氏とVinix開発者でもあるMintsuki氏に

 感謝いたします。

 

  CSMWrap.efi・ISO等ファイル一式(DiskGenius以外)