銭天道? 5 | 占いと演出・織塚紫帆の頭の中

銭天道? 5

私が書いたブログ『銭天道?』について考察してみました。
 
何を考察するの?
…と、聞かれそうですが…、ちょっとだけお付き合いください😆
 
天使のベルと名付けた金色のベルそのものは、いったい何なのか…?(何に使われているものなのか?)
 
 
 
このベルの形状、どこかで見たことがある…と、思った人もいるかも知れません。
 
あのベル、「アルプスの少女ハイジ」に出てきた子やぎのユキちゃんが着けていたモノと同じですよね。
 
 
あのベルの正式名称は?
 
あのベルは、ゴードベル、またはカウベルと言うようです。
 
 
スイスでは、ゴードベル、カウベルなどを、幸運、健康、繁栄の象徴として大切に飾られるそうです。
 
 
 
ーーーところで、ひとつ、どうしても書いておきたいことがあります。
 
私が小学生の頃、「世界の不思議なお話し」(たぶんそんなタイトルだったと思います💦)
という本を、父にねだって買ってもらったことがありました。(子供の頃から、不思議な事が大好きだったんです)
 
世界で起きた不思議な実話をいくつか集めた本でした。
 
その中に、このゴードベルの話しがあったんです。
 
そのお話しを、記憶を辿って、文章に起こしてみたいと思います。
 
  ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
 
スイスの山奥に住む、ある少年の話しです。
 
ある少年は誕生日にヤギを買って貰いました。
 
少年にとっては、家畜というより、友だちのように、いつもいつも一緒。
 
 
 
そのヤギにゴードベルを着けて、とても可愛がっていました。
 
ある時、少年は少し遠くの町にひとりで買い物に出掛けたのですが、帰り道に大雨が降ってぬかるみ、足を滑らせて土手を転げ落ちてしまいます。
 
怪我はなく、すぐに立ち上がったのですが、慣れない道のりの土手を落ちてしまったせいで、道に迷ってしまいました。
 
雨にも濡れたせいで体温が奪われ、寒気もする。
 
早く帰りたいけど、辺りは暗くなってきて、さらに道がわからない。
 
どうしよう…。
 
と、思った時、「リンリン…」と、可愛がっているヤギのベルの音がする。
 
少年は、迎えに来てくれた!と、ベルの鳴る方へ歩いた。
 
 
 
 
音のする方へ…と、歩くのに、なかなかヤギの姿が見えて来ない…。
 
しかし、少年は、導かれるように、ただただベルの音を追った。
 
そして、やがて、少年は、少年を探して探し回っていた村人たちに助けられました。
 
なんと、不思議なことに、ヤギは家の庭の柵の中です。少年を探して山の中に入って来たわけではなかったのです。
 
  ⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
 
この話しを読んで感動して、父に「ヤギが欲しい」…と言ったのではなく、「ベルが欲しい」と言って笑われた記憶があります。
 
 
やっと大人になって、幸運のベル、ゴードベルが私の元に来てくれたのかも知れません。