恋のライバル 3 | 占いと演出・織塚紫帆の頭の中

恋のライバル 3

あるお客さま、結子さんのお話しです。

『恋のライバル 1』は、コチラ

『恋のライバル 2』は、コチラ

 

 

結子さん「達也さんと少し仲良くなれたかなという感じのところまで来たんですがのんびりしていたせいで、やっぱり、ライバル現れました。しかも、手遅れです」

私「え?」

結子さん「後輩の女の子と付き合うことになったらしいんです。」

私「後輩と?」
 

 

思わぬライバル出現にびっくり

私「でも、〝らしい″って事は、結子さん自身が確認したわけじゃないのよね?噂?」


結子さん「はい。亜由美から聞きました」

私「う~ん。」

話の出どころが亜由美さんか

とりあえず。彼の身の回りを占うと、恋愛につながる女性関係が特に無い

後輩と付き合うことになったって、本当なのかな

私「ところで、亜由美さんは、仕事は上手くいってるみたい?」

結子さん「順調だった仕事も、ここのところちよっとトラブルが起きて、ちょっとイライラしてます」

私「なんだか、結子さん、いつも亜由美さんの言葉に右往左往してますね。真実は自分で確かめてみた方がいいんじゃない?」

結子さん「そうですね。自分で確かめてみます」


そして、数日経って

結子さん「達也さんと偶然帰り道、駅まで一緒になって…。勇気を奮って本人に直接聞いてみました。」
 

私「すごい!頑張ったね!で、どうだった?達也さんは、後輩と付き合ってたの?」
 

結子さん「確かに、同じ大学の女の子の後輩と飲みに行ったりしたらしいんですが、付き合ってはいないと言ってました」
 

私「良かった!」
 

結子さん「それどころか、付き合って欲しいと言われました」
 

私「え?ホントに?」私は、勢い余って、拍手してしましました。
 

結子さん「あ、違うんですあせるそういう"付き合う″じゃなくて、後輩の子が社内でイジメにあってるらしくて、達也さんはその相談にのってあげてたらしくて。男にはわからない部分もあるから、今度一緒に後輩の相談にのって欲しいと。」

 

私「あ、そうなのね、勝手に勘違いで先走ってしまいましたあせる

 

結子さん「相談にのってあげて大丈夫でしょうか?私が首を突っ込んで、厄介なことにならないでしょうか?正直、そういう話は、苦手なものであせる

テーブルには「友情と愛情」を表すカードが

私「確かに、難しい選択ですね。相談にのってあげた方がいいんだけど、引き際が肝心。あまり深入りすると、達也さんとも、ただの友達になってしまう恐れがあるから。」

 

結子さん「わかりました。『引き際』がわかるかどうか、心配だけど、とりあえず前進してみます」


そして、数日後

 

結子さん「とりあえず、イジメにあってるという達也さんの後輩の話を聞いてきました。

社内の彼女のパソコンに届いた嫌がらせみたいなメールも読みました。差出人は誰だかわからないアドレスでしたが、特徴のある書き方…というか、言い回しの文章だったんです。」
 

私「え?知ってる人?……もしかして…。」
 

結子さん「亜由美でした。私は、達也さんに相談されたことを内緒で、亜由美に『達也さんの後輩が嫌がらせのメールで悩んでる』と話してみました。すると、すごく興味を持ってきたので、『達也さんが、犯人探しをするって言ってたよ』と言いました。そしたら、それ以来、イジメメールは届かなくなったみたいです」
 

達也さんの力になれた…という達成感が、結子さんに自信をつけていたようですが、いつの間にか、恋よりも、イジメの解決に乗り出している結子さんが、引き際を逃して、『友人』になってしまわないか…と心配になりました。

 

……つづく。。。

 


 

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