「極楽カンパニー」原宏一 | お仕事小説多めかな

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色々学ぶことの多い「お仕事小説」を多めに紹介。完全にリアルではないけど、考え方など自分の仕事の参考になる部分も。

極楽カンパニー(集英社文庫)[原宏一]

▶業種

▶職種

 

▶ストーリー

定年後、暇をもてあまして図書館通いをしていた須河内賢三は、

同じ境遇の桐峰と出会った。

会社勤めの思い出話で意気投合した

二人のオヤジは「会社ごっこ」をしようと思いつく。

駅前の喫茶店をオフィスに見立てて、

「出勤」する毎日が始まった。

やがて、会社ごっこは定年世代の

男たちの熱い支持を得て、全国に拡大していくが

そのに目をつけ儲けようとする人も。

暇つぶしの会社ごっこはどこに向かうのか。。。

 

▶感想

20年前にかかれた話で、団塊の猛烈会社員達が

引退した後のエネルギーの向かう先を予想して

書かれていると思う。

 

実際は、不景気が長くつづき多くの引退した人たちも

バイトやパートで働かなくてはいけない世の中に

なってしまっている。

 

しかもコロナで出勤をする人も減ってきている。

 

先日ニュースで以前の仕事を生かし

好きなことでテレワークをこなす、

80歳ぐらいの人の特集をやっていてた。

IT化により知識があれば、何歳でも

仕事ができるので、老後仕事をしたい人は

世の流れ(IT、スマホ、最新技術)を

抑えておく必要があると思う日々です。

 

できればある程度の年齢ですんなり

引退して、仕事ではなく趣味に生きたいですが。