【月月火水木金金】ちびまる子ちゃんの思い出


読者の方どうもこんにちは。脳内フリーターズの毎日投稿推進プログラム「月月火水木金金」でございます。フリーターズの中の人葛井がお送りいたします。よろしくお願いいたします。
本日は「砂糖の日」ということでアメブロの質問は「最近食べた甘いものは?」です。


最近食べた甘い物は?

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菓子パンだのスイーツだの毎日何かしら甘いものを口にしています。「自分へのご褒美」と言われて思い浮かべるのが甘いものなので毎日何かしらご褒美を自身に与えることで生き延びている感じです。今年に入ってなんか気持ちが滅入ることが多いですからね。
気持ちが滅入るというと先日の鳥山明さんに続きましてまたしても訃報のニュースがありましたね。アニメ『ちびまる子ちゃん』の主人公まる子を演じていた声優のTARAKOさんが亡くなりました。まる子に限らずアニメなどで声を聞くと「this voice is TARAKO!」という感じですぐわかるオンリーワンなお声の持ち主でしたね。ご冥福をお祈りいたします。



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アニメ制作前の段階の話なんですけど、TARAKOさんがいなかったらアニメ化はなかったのではないかとそれくらい奇跡的な出逢いだったという感じですよね。
原作漫画『ちびまる子ちゃん』の主人公まる子というのは、いわゆる明朗快活な主人公ではありません。ネガティブな発言をすることも珍しくないアンニュイな感じを醸し出すこともある結構ダークサイド寄りの部分も見られるキャラクターですよね。ゴールデンタイムに流れる番組の健全な主人公的なタイプのキャラクターではなかったと思います。そのような非快活とも言えるキャラクターによるナンセンスなあるあるネタなどを織り混ぜたいわゆるサブカルチャー好きが喜ぶ漫画でした。制作前段階ではそのような作品を『サザエさん』のようなアットホームコメディとして放送しようとしていたようです。制作スタンスがそのようなコンセプトであるがゆえに、原作者さくらももこさんはオファーを断ろうとしていたようです。しかし主人公まる子の担当声優オーディション的に何人かの声を聞いてみた際にTARAKOさんの声を聞いたさくらももこさんはあまりのはまり具合にアニメ制作を受諾したようです。つまりTARAKOさんがいなければ『ちびまる子ちゃん』はアニメ化されていなかったと思います。奇跡的な出逢いですね。TARAKOさんとまる子が出逢ったことでより原作に込められたダークな部分も込められた画期的なアニメになったと思います。
わたし自身『ちびまる子ちゃん』の熱心なファンではありませんが、その凄さは知っています。原作は非常にオンリーワンな作品だと思います。しかしそんなオンリーワンな作風を原作の味を崩すことなくアニメ化したことは凄いと思います。そしていわゆる純然たるライトエンターテイメント作品ではない『ちびまる子ちゃん』がこれだけ長きに渡り愛されているのは主人公まる子の中の人であるTARAKOさんの力がかなり大きいですよね。普遍的でないものを普遍的にしてしまう力といいますか、カウンターカルチャーがメインカルチャーのスタンダードを塗り替えてしまうといいますか…まあギャーギャーうるさいことはさておきとにかく凄いと思います。
あと個人的にアニメ『ちびまる子ちゃん』の好きなポイントを挙げさせていただきますと、これは多くの方がそうだと思いますが、キートン山田さんのナレーションです。キートン山田さんというとアニメ『一休さん』の極悪非道な無茶振り男(言い過ぎ)である室町幕府三代将軍足利義満のお声も有名です。



温かく見守る目線など微塵も感じさせない潤いを排除した乾いたツッコミが最高ですよね(笑)。
そして飛田展男さんが演じる丸尾(本名は丸尾末男)くんです。「ズバリそうでしょう!」は真似したくなる名フレーズです。大好きなキャラクターですね。名前の元ネタがストレンジな作風でカルト的な人気を誇る漫画家丸尾末広さんというのもポイントが高いです。





というように結構わたくしも『ちびまる子ちゃん』を知ることで楽しい時間を過ごすことができました。これもTARAKOさんというオンリーワンなお声の才能の持ち主の方がいらっしゃったからだと思います。楽しい時間をありがとうございました。繰り返しご冥福をお祈りいたします。
ということで『ちびまる子ちゃん』の思い出をお送りいたしました。読者の方お付き合いありがとうございました。また次回です!

【終劇】

〈制作スタッフ〉
葛井 徹(中の人)

〈文責請負人〉
葛井 徹(中の人)