わたしは何でできている!?成分チェッカー〈その4〉

あなたの成分は・・・
遠藤:「闇を支配する帝王タイプ」だって(笑)。なんか凄くない?ファミコンゲームの『さんまの名探偵』で「やみのていおう」って出てきたよね。西川のりおさんの真の姿(笑)。
佐藤:出て来たな(笑)。それはともかくとして、支配欲も強くないし、自尊心にとらわれないようにしてるんだけどな。割と簡単に人に頭下げるしね。その方が効率的だからね。謙虚な振る舞いした方がいろいろスムーズだろ?
遠藤:だからそれは手段として謙虚っぽく振る舞ってるだけで、最終的な目的は大衆を支配することなんじゃないの?
佐藤:なんだそれ(笑)。なんか闇の帝王キャラの方向に持っていこうとしてる?いや大衆を支配することっていうかマキャベリズムには興味ないこともないよ。「手段としての謙虚」っていうのもあながち間違いじゃない(笑)。面白い考察だと思うね。ただ支配する価値もない人間ばっかりだから支配する方向で考えないだけの話でね。
遠藤:確かに「支配する価値もない」っていうのは分かる(笑)。あと今の世界って言うか地球全体も泥船になる手前くらいだろうからね。
佐藤:そうそう。もう沈みかかってる感じだからね。静かに滅亡待ってるだけでいいかな。
遠藤:確かにね。でももし闇の力もらえるとしたら欲しい?
佐藤:欲しい(笑)。目障りな人間を消したりできるからね。ただ俺が己の願望に忠実に闇の力を使っていくと、世の中がまともな方向に向かうことになるから、厳密に言うと闇の帝王って感じじゃなくなるかもね。
遠藤:ウルトラマンが悪い人間を容赦泣くコロすみたいな話になるな(笑)。
佐藤:そうそう(笑)。ウルトラマンって基本性善説をベースにしてるから人間っていうのは必ず更生できる種族だからコロしてたりミゴロシにしてはいけないって感じの話になるからね。でももし俺が帝王の力を持ったら性善説無視して道理に外れた行動する目障りな人間消しまくるから世の中がまともになると思うね。闇の帝王むしろ光の帝王だね。光に満ち溢れた真面目で優しい人間が幸せになれる世界だね。
遠藤:それは凄い(笑)。ユートピアだな。あくまで俺等にとってだけどね。
佐藤:そうそう。独善的だね。それに目障りだからコロすっていう発想が過去の大量殺人と同じだから手段は闇の帝王的でもあるかな。ただそれ以外に方法ないからね。もしわたくし佐藤に闇の力を託してくれる方いらっしゃいましたら「わたしを試してみませんか?」とだけ申し上げておきます。
遠藤:そうですね。異空間の偉い方よろしくお願いいたします。ということで今回は我々中学二年生に戻ってみました。読者の方お付き合いありがとうございました。
佐藤:読者の方お付き合いありがとうございました。また次回でございます!
【成分チェッカー編その4 終劇】
〈制作スタッフ〉
遠藤 文夫(企画部長) 佐藤 宏樹(チーフ)
〈文責請負人〉
葛井 徹(天麩羅社長)


