同一労働同一賃金に安易に賛成してしまう浅知恵のものが多いのが心配だ。そもそも同一労働非同一賃金はあちこちに今も存在しており、なぜ派遣(非正規なのでバイトも含むが)と社員間だけを取り上げて立法措置を取ろうとしているのか、その背景を考えたほうが良い。背景? 社会主義的な考え方だ。
年功による昇給により多くの会社で先輩と後輩で給与が異なるではないか。これはどうなのか。定年後に嘱託として会社に残った場合で、同一労働なのに給与が大幅に減額される。これはどうなのか。
おそらく同一労働で非同一賃金なのは、いずれもそれなりの理由があるように推測する。これも派遣法で活動する同じ勢力に依る火付け行為であり、社会的な問題となっているわけではない。
潜在能力と期待値
社員で入社したということは、将来の管理職や経営層を任せる人材になる可能性があるということだ。そのために潜在能力の高い人材を採用する。潜在能力の高い人材であっても当初は現場で仕事をする。そのため、直接業務の貢献度とは関係ないところで給与額が決定する。
それと同じ仕事をする派遣やアルバイトに同じ給与を払うのは企業の論理としておかしい。
貢献度
例えばレストランのホールスタッフの社員とアルバイトで、同じ業務をこなしているとする。社員は週5日8時間労働してくれる。アルバイトは週3日一日4-5時間程度のシフト制だ。同じ時間の中では同じ仕事をしているが社員とアルバイトでは働き方が違う。重労働を毎日こなしてくれる社員と、シフト制のアルバイトでは会社への貢献度も違うので、時間単位でさえ同一賃金など払ったら社員の不満が募る。
年功
年功で昇給する多くの企業が同一労働で非同一賃金だ。
嘱託
嘱託として居残ってもらう形で雇用を継続する替わりに給与が減額される嘱託制度を撮っている会社は同一労働で非同一賃金だ。