昨日生まれて初めて中国共産党を応援するはめになった。
株である。
昨日今日の日経平均の乱高下には相当振り回された。頭丸めてベンツを売ろうかと考えたが、本日のところ幸い丸めずに済んでいる。
12営業日前の6/24に20952円の最高値を付けた日経平均。12日後の本日のザラ場中の最安値は19115円。12営業日で9%の下落だ。
特に昨日の朝20310円→終値19737円→夜間先物が19380→朝9時半過ぎに19115円。ざっくり24時間後に株価は率で6%、1200円も下げたことになる。これはさすがの菅官房長官も注視するだろう。
幸い本日はその後に急騰し、終値で19800円台に戻したのでホッと胸をなでおろす投資家も多かったろう。
昨日今日の下落は、上海バブルへの不安が煽られたことに加え、円高進行が拍車を掛けたことによる。そして本日の値上がりは、昼間に為替が円安に振れたことに加えて、上海総合指数が持ち直したことによる。上海は本日は6%以上の値上がりだ。
これを受けて投資家心理を先読みする機関投資家が日本株を19115円の底値から買いに走ったのだろうが、中国共産党に日本株が支配されているようで不快でもある。
中国株の見立ては二つある。
1)中国株は安定したわけではなく、まだまだ下がる
これは有る意味正しい。実体経済が縮小する中、2000-2500円程度だった11月の上海総合指数が2倍になるなんてバブルでしかない。外国人機関投資家の参加に起因する上げ相場だったが、さすがにこれはおかしいとする話だ。アナリストによれば2500円に戻るとする意見があるのはこのためだ。
2)中国人は共産党を信頼するので下げ止まる
共産党が今回の急落で決意したのは、人為的な株価のコントロールだ。あの手この手を使って指数をコントロールする、その意志を見せたこの一週間だったが、本日の下げ止まりと上昇は、それを指すのだろうか。半分イエスで半分がノーだ。
イエス、中国の個人投資家や機関投資家がそのメッセージを受け取ったし実際株価は上がった。
しかしノーもある。6%強の上げは上がり過ぎだ。これが続くとまた5000円台のバブルになる。つまりは1-2%の幅を超えて上げたり下げたりしない程度のボラティリティでないと個人投資家が安定的な資産運用は出来ない。一日中相場に張り付く訳にはいかないからだ。つまり上げ下げはもとより、市場の安定性の確保が重要となる。
現在の共産党は、株式の取引制限によって下落を防ごうとしているが、これだけではコントロールは困難だろう。中央銀行やGPIFのような安定を図る大手の機関投資家が存在感を増すことも重要だ。今回の暴落はいい経験になっていると思うが、個人投資家を警戒させることも必要だろう。また売りのうまい機関投資家に個人投資家はカモにされる。であるゆえ共産党は売り浴びせは許さん、という姿勢を昨日から見せている。これで下がらないと、値幅規制や大口の売買すら規制されるだろう。
確かにこれは「市場」ではないのかもしれないが所詮共産党独裁国家なのでなんでもできる。しかも「政治問題にしない」とも共産党は明言している。なかなかお上に逆らうことも出来なかろう、という意味で、下げ止まる可能性もある。、
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いずれが真実だったかはなってみなければわからないのだが、すくなくとも未だ株価と実態が乖離している中国経済の動向に、いまや日本の株価に大きな影響を与える存在に「されてしまった」ため、上海総合指数は今後も見ていかねばならなくなった。大変面倒な話だ。
乱高下を喜ぶのは機関投資家だろうが、私はそうではない。そのため不愉快なことながら、中国共産党の経済運営を応援するはめになった。
中国共産党がんば、いや、それは言えない。
中国共産党、しっかりしろ。