心が病むと何かと「熱狂」に惹かれていく。

 

熱狂とは強い台風の目を中心に渦を巻いている何か。

 

それは宗教であったり、スピリチュアルであったり。

もしかしたらお金なのかもしれない。

 

患者や患者家族ってよっぽど恵まれていない限り

お金にも困るからだ。

 

上昇気流に乗れば、自分もその渦と勢いで上昇できるんじゃないか?

つまるところ「あやかりたい」気持ちも湧いてくる。

 

だって熱狂のある所ははるか彼方で

でも選択肢はその上昇気流に乗るしかないのである。

 

思い切って乗っても上昇できるとは限らず、

そこで振り払われて地に落ちていく人もいれば、

もっともっと上に上昇していける人もいる。

 

上に上昇できた人は健康だったり、お金だったり(成功)

病気は治りました!みたいな成功体験だったり

愛や希望を見出して、天の上で暮らしていける。

 

でもその台風の目、熱狂の近くで生活していける人なんて

ほんのわずかだ。

あとは振り払われたりその他大勢、台風の目を取り囲む

あがく雲のよう。

 

最初から上昇気流には乗らない、って手もあるのかもしれない。

けど乗るか乗らないかそこに命がかかっていたらみんな

暴風雨の中に、あの竜巻の中に飛び込むしかない。

 

台風という名の熱狂が過ぎ去って、自分には何が残るか。

そこには穏やかな生活が待っていて欲しい。

最後に残るのは傷つきながらも強く生きていける自分だったり

それか苦しみから解放された自分であってほしいなぁと思った今日。