夫は去年の6月7日に脳腫瘍の摘出術を受け、その後6月中旬に退院、6月~7月下旬までは自宅で療養していました。

 

7月下旬から8月いっぱいはS県のカフェレストランが忙しくなる時期なので夫だけ単身S県に戻りお店をオープン。術後約2か月後に一応仕事に復帰したわけですが。

 

お酒に関しては退院時教授様からは何も言われず、いや、恐らく教授様の脳内では術後の患者が飲酒なんて考えられないと前提だったのでしょう。これが医療従事者と一般人の認識および常識の違い…。

 

入院中はまだ脳腫瘍が良性のものか悪性のものか細胞診の結果が出ていないくて、退院後の外来で説明しますと教授様に言われていて、退院して7月の上旬に細胞診の結果が言い渡されました。

 

脈絡叢乳頭腫で(一応)良性腫瘍だったことと、脳腫瘍が取れて脳実質の圧迫も取れたし、今後浮腫みも軽減していくだろう、とりあえず、取るもの取ったら飲もうか!的な。術後1か月ほどで飲酒解禁~。ちなみにイーケプラ飲みながらね…。

 

最初は恐る恐るだった飲酒も慣れてしまえばこっちのもので結局飲酒量は病気発覚前とほとんど変わらない量になりました。ビール500ml×1本 赤ワイングラスで2杯 これがとりあえず毎日の「最低」ラインです。

 

その後てんかん発作など不都合なく毎日飲酒。夏にS県に戻った時もお店が終わると近所のいきつけのスナックで軽くビール飲んで帰って、当時泊まっていた友人宅でワインを飲んで寝るという生活。なんだ、意外といけるじゃん、と思っていた矢先、12月の下旬にいきなり右半身麻痺が出現したのです。

 

ちょうど1月のカフェ営業を前に起きたこの事件。脳梗塞を疑って救急外来受診をしたり、その後不整脈、頸動脈狭窄などの循環器疾患も疑って元女子医大→榊原記念病院に勤務していた医師が府中で開業しているのを知る→何かあったら女子医大の循環器に紹介してもらえると思い、その先生のクリニックを受診。

 

頸動脈エコー、心エコー、24時間ホルター心電図までフルコースで循環器、血管を調べて、先日1か月以上経ってやっと結果が出ました。循環器はまったく問題なし。ということは12月下旬の片麻痺出現はてんかんの部分発作だったのではないかという説(私の推測です)が濃厚になりました。3月の上旬にまた女子医大の定期受診があるのでその時に教授様に報告して、そんなこともあったからイーケプラはまだ切れないだろうな…。

 

12月末の片麻痺事件から循環器の結果が出るまで、夫はまた麻痺が出たら怖いし、不整脈からくる意識消失だったらやっぱりお酒は飲まない方がいいのではないかということできっぱりお酒は止めていましたが、先日の結果を受けて再度飲酒解禁。

 

まぁ、もう、何かあったら私が側にいるし、対応すればいいね!てんかんも意識消失から激しい痙攣、部分的発作など色々と種類があるので、全身性や意識消失でなければ電話できるだろうから最悪私の勤務する病院名を告げて救急車で来てもらうか、S県に戻ったら自宅も私が勤務する病院も(もう決まっています、元勤務していた病院にまた派遣で戻るので)お店も近いのでやはり救急車呼んで来てもらう!それでいいかと思っています…。

 

しばらく飲酒しつつ様子を見ようと思っています。

 

無口な夫ですが、お酒が入るとよく喋ります。やっぱり夫婦の潤滑油というか、2人でお酒が飲めるのは楽しいし、私のストレス解消になるのでいいかと思われます。

 

※これはあくまでも脈絡叢乳頭腫を摘出した夫の例です。抗がん剤や放射線治療はしておりません。脳腫瘍も種類が100種類以上あるとされ、全ての人が同じというわけではありませんので、脳腫瘍あるある、飲酒編はあくまでも「参考」としてお読みください。