お酒問題その1から続き。
 
4月の下旬、A市の病院に緊急入院してグリセオールで脳圧を下げて頭痛から解放された夫ですが、それから5月はゴールデンウィークということもあって、自分がオーナーであるカフェレストランをゴールデンウィーク中は開けることに。
 
S市は観光で成り立っているような町だから、ゴールデンウィークの売り上げは大事なので、私も有休の消化に入っていたのでお手伝い。その間に夫の両親が来たり、私の大切な看護師仲間がお見舞い、お泊りに来てくれたり、もちろんお酒も入りますわね…。
 
5月の下旬に女子医大に最終の術前検査に行くことになっていた私たち。S県S市から新幹線に乗って約3時間の道のり…夫は5月中旬になるとふらつきとか頭痛とか、右足に力が入らないなどの症状が出るようになり付き添いが必要な状態で、必ず私が付き添っていたから交通費も宿泊費も2人分かかる。S市から都内まで往復ひとり1万2千円、2人で2万4千円。何度も都内に行くと出費も時間もかかるし、造影MRIの数日後に教授面談だったから都内からS市に帰ってまた戻っては夫の身体にも負担がかかるので埼玉の妹の職場(マンションの1室)にしばらく泊まることに。
 
お酒は少し飲んでいたけど、5月に入って夫の顔が明らかに浮腫む日が多くなって、夫も調子が悪いからと飲酒を控えていた(当時の日記を読むとノンアルコールビールを1日500ml飲んでいた模様)矢先。
 
埼玉に帰って、久しぶりの私の地元で家族にも会えて、ちょっと夫に無理をさせて弟の家に行くとか実家の母と食事したりして、疲れてしまったのか夫。頭痛が悪化し埼玉県浦和の実家から東京女子医大に救急搬送…。
 
その後の経過はこの通りです。
 
読み返して分かったけど。
 
脳浮腫に限らず、浮腫のある患者さんに水分を入れすぎると浮腫みがひどくなるし、水分を入れてもその水分を外に出せなければ体内に貯留するのは当たり前。ましてや脳は浮腫んだら頭蓋骨に囲まれ逃げ場がないため、今出す結論としたら脳腫瘍が発覚したら飲酒は避けた方がよろしいかと思われます。
 
今更でごめんなさい。
 
当時の私と夫に今タイムマシンで戻ることがあって、言えるなら「マジで脳浮腫増悪するし、自分がつらい思いをするし、無駄な医療費と時間がかかるからとりあえず今(術前)はやめとけ!」ですかね…(遠い目…)
 
あとA市の病院で言われたのは脳腫瘍でいわゆる悪性と言われる類のもの(境界が不明瞭であるもの)は突然の意識消失などで発見されたり、てんかん発作を伴うことが多いらしいですが、夫のように単なるできもの的な境界線がしっかりしている良性腫瘍の類は大きなてんかん発作は伴わないことが多いそうです。
 
圧迫されている部位によっては部分的に起こす場合もあるということで。夫の場合は右足に力が突然入らなくなって、しばらくすると回復するなど、部分発作に含まれると思われます。
 
このブログの内容は実話に基づいた個人的見解ですので、The Rocky Horror Picture Show ではないですが、(古いですね、この映画、ミュージカル、知っている人います?)飲酒に関しては
 
健全な建前「飲まないでください!」
 
お家に帰ったら …
 
 
(適切に訳せなくてごめんなさい、でもリスクは大きいよ~)
 
なんじゃないでしょうか…。
 
脳腫瘍あるある、お酒問題その3(術後編)へ、多分続く。