私は、意外と小倉に行く機会が多い。



で、往復、新幹線を使う。



ほとんどの人は、博多から乗ってくるので、小倉からのるときには、指定席であっても、すみません、すみませんなんて、回りの人に気を使う。



列車の荷物棚は、すでに、博多通りもんとかの紙袋で一杯になっている事が多く、そこへ頭を下げて、自分の荷物を入れさせてもらう。



それが、シロヤのでかいビニール袋なのだ。



知らない人から見たら、何でそんなでかいビニール袋持って帰んねん、って感じだ。



小倉スルーの人達から見れば、明らかに、このでかいビニールが、新幹線の荷物棚にビジネスバッグやめんべいと並んでいるのはおかしい。



しかし、小倉フリークから見れば、この気持ち、わかるよね。



ちなみに私は、おそらく日本で一番パンの美味しい都市に住んでいます。



それでも、なおかつ、シロヤパンは別格なんです。




ただの普通に美味いパン、といえばそうだけど、なぜかまた食べたいんですって。




かくして、私は、クリームの入ったパンを、ごろんごろん抱えた、でかいビニールを、ご迷惑のかからぬように荷物棚に押し込んで、毎回小倉から、帰っておりますとさ。




( 何か、出来立ての551を新大阪から持って帰る関西人にちょっと似てるかな。)