カンプンリゾートには3匹の犬たちがいて、みなレトリバー種で人なつこい。
お母さん犬は、ちょっとよく吠えるが、他は無駄吠えもせず、お客さんにかわいがられている。
その中の1匹で、とても人見知りなのがいる。
他の2匹が、お客さんに近寄って、なでなでされている中、その1匹はなかなか近づけなかったりしている。
ところがこの1匹、なぜか日本人にだけはなつく、というのである。
うそ~、と思っていたが、何と、本当に、しばらくすると私に近づいてきたのだ。
でもって、おとなしくなでなでされた後、私の傍でぺたっと横になった。
すごいではないか。
このわんこは、日本人かそうでないかを、ちゃんと感じとっているのだ!
なんて可愛いやつなんだろ!
私が滑って転んで指をけがした日、あの後停電があった。
エアコンも切れて、部屋にいても仕方なくて、ロビーに遊びに行った。
レストランのお客さんたちはもういなくて、ロビーにはスタッフとわんこたちだけだった。
スタッフの女性に、停電はたびたびあるのか、と聞いたら、そんなことはない、初めてだ、と言う。
でもって、1時間もしたら戻るから、なんて言う。
ん?
初めてなのに、1時間で治るってわかるんか?
適当な事を言われているのか、こっちの英語力が弱くて聞き間違えているのか、どちらかわからなかった。
まぁ、それはどちらでもいい事なので、わんこ達と遊ぶ事にした。
と言っても、みなおとなしいので、なでなでするだけなんだけど。
ひとしきり遊び終えて、一応部屋に戻ろうか、という事に。
すると、わんこ達が、私と一緒に部屋に向かう道の階段を降りてくる。
あれれれ。
このわんこたちは、お客さんの部屋に行っちゃう時もあるよ、と聞いていたが、ほんとに来てくれるんだね!
嬉しかったので、彼らを部屋に招き入れた。
広いベランダの、落ち着きそうな所に陣取って、寝ころぶわんこ。
可愛いので、ずっといてほしかった。
でも、あげるえさはもちろん、水をいれる器さえ手元にない状態だったので、しばらく楽しいひとときを過ごした後、おうちに戻してあげる事に。
正直、あのわんこたちに又会いたくて、次もカンプンリゾートに行きたい、と思っている私なのである。
