次に訪れたのは、保良川ビーチ。
車から降りて、ビーチに向かう途中に、プールがあった。
美しいビーチを眼下に見ながら、塩で体がべたつく心配のないプールで水遊びできるなんて、素晴らしい。
もし、私が子供の頃宮古にいたなら、休日のたびごとに、このプールへ通い詰めただろうな。
もう充分に大人の私は、シーズンにはまだ少し早いプールを後に、坂を下りてビーチに向かった。
坂を降り切ったあたりに、一羽の鳥がいた。
自然の多い宮古島で、鳥を見るのはもう珍しくない。
私は、鳥の横を通り過ぎて、ビーチに向かった。
ビーチの水は、太陽の光を受けて、まぶしく輝いていた。
サングラスをかけていたけれど、まぶしい。
水って、こんなにも、輝くんだなぁ・・・・
ビーチの散策を終えて、もと来た坂を登ろうとした時、さっき見た鳥がまだいる事に気が付いた。
そう、この鳥は、私が来た時から戻る時まで、ここにいた。
そして、私が写真を撮った時も、逃げようとはしなかったのだ。