セーターは汗を掻かせる | オリオンの雑学

オリオンの雑学

恋人や仕事仲間と話す話題が無い、もっと知識を深めたいと思っているアナタ。お役立ち雑学をご紹介しますよ?

先程、家の前の雪掻きをしてきました。一面が真っ白で寒いのに、動く内に汗が滲んでしまいました。また風邪を引くのは御免なので、これから雪掻きをする方も気を付けましょう。

ところで皆さんは、「セーター」の語源をご存知ですか?

セーターの綴りは「Sweater」。「Sweat」は「スウェット」、つまり「汗」です。

セーターはあまり汗を掻かない冬に着る物なのに、何故「汗」なのか。



十九世紀後半、アメリカのスポーツ選手達が、汗を流して減量する為に着たのが、ウールやジャージの上衣でした。それを「汗を掻かせるもの」という意味で「Sweater」と呼んだと言われており、私達が普段の生活で着る編み物を意味する「セーター」が生まれたのは、1980年代の事でした。

「Sweater」の言葉自体は十六世紀半ばから存在していましたが、それは「汗を流す人」、すなわち「肉体労働者」を指す語として使われていました。