上海の都市事情 | ツギハギダイアリー Version2.0

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輝いているフリをする、そんな生き物ばかりいる

中国旅行から帰ってきて1週間。



やっぱり日本は落ち着く。



海外に行って初めて、比較対象ができたので

余計にそう感じるのかもしれない。



今日は自分が見てきた「中国」を書こうと思う。



今回の旅で行ったのは、上海と北京。



大学で同じサークル(同じバンドだった)に入っていた友人(おそらく)

が上海の外国語大学に1年間留学していて、

そこに泊めてもらった。


彼の宿舎は低層階が学生向けの宿舎、高層階がホテルになっていて

大学の構内にある。


上海市内の北側にあって、市内へのアクセスもまずまずだ。



上海の空港に到着して、

そこからリニアモーターカーと地下鉄を乗り継いで

彼の家まで行くわけだけど、

その過程で早くも戸惑うことがあった。


まず、リニアモーターカー。

空港から30kmほどを8分で走り抜ける(最高速度300km!)というものなんだけど、

運賃は50元。


現時点のレートで1元は日本円で約16円なので、

50元は約800円。


自分の感覚では「安い」と感じたんだけど、

リニアに乗る人はそれほど多くない。

ほとんどの人はバスで市内へ向かうようだ。


後で気づいたんだけど、

運賃50元はかなり高い。


だって、地下鉄は初乗り3元、遠くても5元ぐらいなんだから。



で、その地下鉄も日本のそれとはかなり違う。

乗車券は券売機で購入するんだけど、

出てくるのは切符じゃなくてカード。

これに情報が記録されて、降りる駅の改札を通すと回収され、再利用されているらしい。

きっぷよりも便利だけど、券売機でお札を入れると頻繁に読み取ってくれなくなるのは

なんとかしてほしいところだ。


で、乗車マナーなど基本的にはない。

電車が来て、扉が開く。

まず車内の人が降りて、その後ホームで待っている人が乗り込む

・・・というのは日本における話で、

少なくとも中国では、降りたい人がいようとそんなことは関係ないらしい。

扉が開いたらすかさず乗り込む、それがスタンダード。


駅と駅のあいだでもケータイの電波が入るので、

皆通話し放題。

もちろん、通話を控えることを促すアナウンスなどない。



で、なんとか彼の宿舎に着いたんだけど、

一番の驚きは水道水。

なんというか、臭う。


飲料用には向かないので、

各部屋にミネラルウォーターのタンクが置いてあって、

用途によって使い分けるらしい。



続いてコンビニ事情。



これはコンビニ店員として非常に気になるところだったので、

現地のローソンやファミマをチェックしてきた。


全家


基本的な店舗の造りに変化はない。

ただ、飲料がおもしろい。


ペットボトルは500mlではなくて、ほとんどが600ml。

一回り大きい印象だ。

値段はたしか、3~4元ぐらいだったと思う。


で、冷えてない。

たとえ冬であっても、日本のコンビニは冷蔵庫に入れてある。

でも中国の場合は冷蔵庫っぽいケースに入れてあるんだけども、

触ってみるとほとんど常温。

といっても、外で持ち歩いていればすぐに冷えるけど。


そうそう、お茶が甘い。

サントリーの烏龍茶も、ジャスミン茶も

ほとんどに砂糖が入っていて

とても違和感を感じるのだ。


これは留学生の彼から聞いた話なんだけど、

中国の人たちは家でお茶を飲む場合に砂糖は入れない。

だけど外でお金を払って買うものなんだから、

甘くないと魅力がないと感じるらしい。

ジュース感覚なんだね、お茶も。


まぁ後は、パンも豊富な品揃えだったし、

雑誌コーナーはちょっと寂しい気がしたけど、

カップラーメンなんかは大きくスペースがとられていた。


レジ前には、日本ではひっそりと置かれているはずのものが

堂々とバリエーション豊かに置いてあった。

これも需要があるからなんだろう。



それから、道路事情。



ひとことで表すなら、「激しい」。



日本と逆の右側通行で、走行車線が右側、追い越し車線が左側だ。

だけど、そんな区分けは誰も意識していないと思う。


タクシーも一般のクルマも、パッシングとクラクションを多用する。

レーン変更にウインカーなんて出さない。

前に遅いクルマがいれば容赦なくクラクションを鳴らし、退かす。

前に僅かな隙間しかないのに、ノーズを突っ込んで割り込む。

もちろん、お礼のハザードなんてするわけがない。


シートベルトはあってないようなもの。

基本的に誰も装着していない。

タクシーに乗って着けようとすると、ドライバーに怒られるらしい。


歩行者はもっと危険だ。

信号が青だからといって安心して横断歩道を渡っていると、

横から左折したクルマが突っ込んでくる。


中国ではあくまでもクルマが優先で、歩行者はクルマを避けて通らなければいけないのだ。

信号もあまり意味をなしていなくて、

歩行者は赤だろうが関係なく渡るし、車も黄色でブレーキに足をかける人がいない。


意外なのは右折信号にも赤・黄・青があることで、

これはけっこういいかも。


運転テクニックに関しては、環境が環境だけに皆鍛えられているけど、

公共の乗り物のドライバーは最悪だ。


バスで立って乗っている人がいるにもかかわらず、急発進・急ブレーキするし、

日本じゃ考えられないぐらい強引に飛ばす。


というのも、中国のバス運転手は走行距離によって給料が決まるため、

一日にどれだけ多くのバス停を回ったかが重要で、

そのために前を走っているバスさえもオーバーテイクしてしまうらしい。

そりゃ、飛ばすよね。

ちなみにほとんどのバスがATでした。これもまた意外。



タクシーは東京なんか比じゃないくらい多く走っていて、

市民の足となっている。

初乗り運賃11元(上海)


上海の道路

色もカラフルで、

水色と黄色が評判が良く運転も丁寧で、赤などは危ないらしい。

実際に乗ってみたけど、さながらカーチェイスをしているかのような

ドライバーもいて、そういうクルマに当たると恐ろしいけど、

早く目的地に着くので運賃が安い。

ちなみにほぼすべてのタクシーが、Volkswagen(現地生産車)でした。


・・・と、ネガティブな面ばかり書いてしまったけど、

良い点は市内の高速に無料の区間があるということかな。

タクシーで移動する時も渋滞に巻き込まれずに走れるし、

これは日本の都市も見習ってほしい。



次回は中国に暮らす「人」について書こうと思います。



再見!