二葉鍼灸療院は金沢市に鍼灸治療院を開院して令和6年6月21日で26周年を迎えることができました
これも一重にこれまで当院にご来院いただきました患者の皆様方、師匠の黒野保三先生、私の周囲で様々な形で支えていただいている(これからも支えていただきます)皆様のお陰さまです
心より感謝申し上げます。
当院では様々な症状を訴えて来院される方が多いですが、特に力を入れているのはスポーツ障害、妊活(不妊症)、小児はり(灸)、健康経営を鍼灸で応援です。
腰痛、膝痛、肩痛など疼痛疾患については最も多い愁訴ですので、そこは対応できるようにしておくことは基本中の基本でございます。
またトータル的には、辛い症状、重篤な病気になる前に、定期的な体のメンテナンス(鍼灸養生)などにも力を入れております。
いわゆる「疲労」「なんかだるい」「運動や旅行前後の施術」「食欲・便通・睡眠の質向上」などでしょうか。
これからも地域の皆様、ご縁のある全ての皆様の元気な明日を鍼灸でサポートしていきます
開院も27年目に突入すると様々なところとの関係性も深くなってきます。鍼灸マッサージ業界団体に所属し、役員を任される機会も多くなり、業界の仕事をしていると少しずつ?!上に上に押し上げられていきます。(^▽^)
いろんな活動の活力源は何なのか?と考えることが多くなってきました。
地域社会の皆様、患者さんのためであるのはもちろんなのですが、それにしても「よしっ!やったろう!」という体と心を動かす原動力が必要なわけです。
写真中央が私の師匠 東洋医学研究所®前所長 黒野保三先生です。師匠のことを書き始めると長~~くなってしまうので書きませんが、先生は鍼灸医学の発展、鍼灸や鍼灸師が医療として認められるように学術団体を中心に、もうそれはそれは強い情熱をもって活動された先生です。
学生時代も含め10年間住込みで修業させていただきました。
私、弟子の中でもそんな出来るほうではなかったので、ほぼ叱られることが多かった10年と半年だったな~と思うわけです。
心の動きや人間力の実践、人間形成に重きをおく先生であり、鍼灸師として心はどうあるべきかを学んだ時間だったな~と思うわけです。
今だけが楽しけりゃいいじゃないか
お金だけ儲かればいいじゃないか
自分だけが幸せであればいいじゃないか
そんな行動をしようものなら烈火のごとく叱れました。
そのような精神が私の中には浸透しているのかな~と最近よく感じるでのす。
修行時代に自分のなかに染み込むくらい教わったことは鍼灸の技術もありますが、「学びは、世のため人のためにある」「人の痛みを我が痛みと感じる」「道を常に探究し続ける行動、これが本物となる道」という心や精神の面が多かったでしょうか。
26年前、開業する前に師匠に
「田中くん、鍼灸マッサージ業界団体とはあまり関わらない方がいいぞ」とよく言われました。
この言葉には師匠の活動の歴史が詰まった深い言葉なので、短絡的な意味ではないので誤解のないようにお願いします。
私は今ではどっぷり鍼灸マッサージ業界団体に浸かっていますが
また師匠が91歳でご逝去される数年前には、それまで石川県での業界団体の話を名古屋へ行くたびにしていたわけですが、その時は「田中くんは、しっかりやってくれるでな~」との言葉が嬉しかった記憶があります。
ようは「もし仕事をするなら、地域のため患者さんのためしっかりやりきりなさい」ということかなと解釈しています。
開業前の言葉と、それから20年を過ぎてからの言葉とはニュアンスは違いますが、おそらく内に流れる言葉の真意は同じなのだと感じます。
そんな師匠の言葉が大きく記憶に残り、今の活動の原動力になっているかなと、最近よく思い考えることが多いのです
さて、これからどんな年を積み重ねるのか どんな毎日を積み重ねるのか ワクワクしながら27年目を丁寧に味わっていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます