お墓参り~生命を考えてみる~ | ドメル将軍の健康!養生!幸せ!ブログ

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金沢市で鍼灸治療院を開業しています。健康や養生を中心にブログを書いていきます。お気軽に見てやってください。

 

 さて、9月に入りまだ暑い日は続いていますが、朝、夜に秋の気配も感じられる時期となってきました。

 皆さま、夏の疲れは残していませんか!?

 徐々に涼しくなるこの時期、夏の疲れが出やすい時期でもあります。そんな疲れがとれない時の一つの改善方法として鍼灸治療も有効です。辛い症状となる前に先手必勝、先んじて健康を手にしておくことも人生の知恵だと思いますよ。

 

 9月は、中秋の名月があります。

 日本では平安時代頃から、この ”美しい月を観賞する” 習慣があるそうですが、令和5年9月の中秋の名月は9月29日で満月も重なるそうです。

 ゆっくり落ち着いて月を見ながらいろいろ空想するのも良いかもしれませんね。

 

 当院では、妊活の一環として妊娠しやすいカラダづくりに鍼灸治療を受けに来ていただけるご夫婦が多数おられます。

 その中で、グレードの低い受精卵であってもうまく着床して育ち、お腹の中で大きく成長しながら出産を迎えることもあります。

 

 そんな時は感動は倍です。

 

 また、もう不妊治療はやめますと言われた途端、自然妊娠するご夫婦もありますし、引っ越しや新築でお家の環境をかえたところ病院での治療がうまくいったケースもあります。

 すべてのご夫婦ではありませんよ。

 

 自身を取り巻く環境を変えることが何に影響しているのだろう?と、生命とは何と摩訶不思議で神秘的なものだな~と感じます。

 

 人の生命は、男女が出逢い、愛し合って誕生します。

 精子はあらゆる困難を乗り越え、選ばれた戦士一人(1個)が卵子の殻に突入し中に入ることを許されます。

 

 一つになった精子と卵子はお互いの遺伝情報を半分ずつ結合し、23対(46本)の染色体をつくります。

 この染色体はDNA(デオキシリボ核酸)という原料でできており、これが2本線のように二重螺旋で繋がり、DNAが対になって染色体の中に折り畳まれ収まっています。

 

 このDNAの対(塩基対)は一つの細胞に約32億あります。

 この32億のうち、身体の設計図として働いている部分を遺伝子といいタンパク質を適材適所に働かせてヒトの形をつくっていきます。

 

 この遺伝子として働く部分は23000対ほどで、ほぼヒトのタンパク質組成は解読されているそうです。

 全DNA(塩基対)に対して2%の部分です。

 

 その他の98%のDNAは「ジャンクDNA」と呼ばれています。ジャンクというのは、和訳すると、ガラクタ、クズ、廃品などの意味があるそうです。

 

 実際はそんな意味ではなく、機能が特定できない、必要か必要でないかも明確に決めることができない領域のことを言います。

 しかし、研究者の皆様は、当たり前かもしれないけれど、なぜそこに存在しているのか?何か意味があるのではないか?と研究を続けていました。

 

 細胞は寿命がありますので、次から次へと新陳代謝して細胞分裂していくわけですが、その時に遺伝子の部分だけではなく、エネルギーを使用して、そのジャンクな部分も複製していくということは何か意味があるのだろうと・・・

 

 チンパンジーとヒトの遺伝子は90%以上が一緒であるそうですが、この進化の違いはジャンクDNAがその違いを決定づけているという研究が発表されました。

 

 また、ジャンクの部分からRNAという物質がつくられます。DNAだけでは体に対して働くことはできないため、このRNAがDNAの情報をコピーして運んで伝えることで機能を成します。

 

 血管内皮細胞のジャンクDNAから産生される一部のRNAが少ないと、最終糖化産物が多くなり血管の内外を傷つけたり、一部のジャンクDNAは染色体の構造に直接関連し、また他のジャンクDNAの一部は線維芽細胞の活性化に働くなど、現在も多くの研究がされているようです。

 

 あくまで現代科学で今のところ解明できないだけで、ジャンクではなかったのです!

 すごく不思議でロマン溢れる話ですよね。

 

 一つ細胞の染色体に折り畳まれたDNAを繋げると1.8mにもなるのだそうな。どんな風に畳まれているのでしょうね。

 

 現在、ジャンクとされているDNAの機能はそう簡単に解明できないのではないか? ここの部分にスピリチュアルや宗教の世界の何か、ヒトの叡智の何か、素粒子や波動・宇宙との関係などが記されているんではないかな~と妄想しています。

 

 ある意味、解明されて欲しくないなと思う部分かもしれません。

 

 長くなってしまいましたが、この遺伝子やジャンクDNAは、子々孫々と受け継がれてきた記憶であることは確かなことです。

 

 私にはお母さん、お父さんがいます。そこにそれぞれの私からすれば祖父母がいますというように、私から27代遡ると134.217.728+私で134.217.729人のご先祖の皆様方が私の生命の繋がりに関係していただいていることになります。

 現在の日本の人口より少し多いくらいでしょうか。

 

 すご~く多くの命のリレーで私の生命が成立していることになりますよね。

 

 お盆やお彼岸にお墓参りに行きます。

 ご先祖様に手を合わせると気分がスッキリします。

 また運気も上がると言われています。

 

 私はこのような意味でも患者さん、特に妊活で来院されているご夫婦の皆様には、この話をしながら、お墓参りに行って、両家のご先祖様に手を合わせて来るといいですよ~とお話します。

 

 上記を考えると、旦那さんや奥さんのご先祖様に手を合わせ、尊び感謝することにより、遺伝子やジャンクDNAの部分に何か変化があるのかもしれません。

 

 自分の生命があるのは当たり前ではないのです。

 隣に家族がいるのは当たり前ではないのです。

 

 そんなことを思いながら、月見だんごなど食べて感謝する時間も大切なのかなと思います。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

二葉鍼灸療院(金沢)

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