いつまでも両親が存在することはありません。
両親だけに限らず、すべての出逢いには別れがつきものです。
私の母は、高齢ではありますが、ありがたいことに大病もなく元気に過ごしています。
それだけでも感謝ですね。
うちの母は、がんばり屋さんで、猫が好きで、困っている人がいたらおせっかいか！くらい助ける優しい人です。
それは人だけに限らず猫にも･･･ということで、うちの歴代の猫ちゃんは全てが拾ってきた猫です。
父がいて、母がいて、そこにご縁があって私たちは生まれてきます。どちらがいなくても私は存在しません。
当たり前のことのようで、すごいことなのだと感じます。
私がこうして仕事をしているのも、ブログを書いていられるのも、こうして存在しているからです。
勝手に産んでおいて･･･とよく言う人がいますが、おそらく私たちは両親を選んで、その体を借りて、望んで産まれてきているのだと思います。
私は高校野球でトレーナーを行っていますが、選手たちの手紙や挨拶を聞いていると、まず喜ばせたい感謝を伝えたい人は両親、とくに母親の存在が大きいのです。
日本が戦争に直面し終盤を迎えた頃、神風特攻隊が編制されました。
神風特攻隊は、片道の燃料だけを入れた戦闘機で敵空母や戦艦に突撃して撃破することを任務とされました。
その正否は別として、これは命をかけた攻撃であり、出発するということは帰還はないということです。
この神風特攻隊で戦闘に散った皆様が最後に残す言葉が「お母さん」だそうです。
最後はお母さんの心や魂のもとに帰るのですね。
男性と女性がセックスをして受精卵ができ胎児となり、赤ちゃんが生まれます。
受精卵が出来た際、核にある遺伝子は男女平等に受け継がれます。
細胞の中にミトコンドリアという体を動かすエネルギーの発電所の役割をする細胞小器官があります。
実は、ここにも数は少ないですが遺伝子があり、子に受け継がれます。
ミトコンドリア遺伝子は100％母親の遺伝子が受け継がれます。男性の精子のミトコンドリア遺伝子は受精の際に淘汰されます。
ミトコンドリアは、体にある細胞すべてに存在し、活力ある生活の源となっています。
そう、遺伝的にみても人は母親のことを思うように、あるいは助けるように出来ているのだとも考えられます。
いつもそこにいる存在は当たり前ではないのですよね。
言葉にして表現していない人は、お母さんに「いつもありがとう」と言葉や手紙にしてみてはいかがでしょうか。
お母さんも喜ぶし、自分の気持ちも温かくなり、よりステキな人生が開けてくるかもしれませんよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。