城郭模型製作工房 -16ページ目

城郭模型製作工房

城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

本日発売の週刊新潮のグラビアに「城を作る男」として取り上げてもらいました。

先々週頃に取材にお見えになり。

作業風景のサンプルに急遽、備後福山城の伏見櫓をつくり、その瓦貼りをやっているところが載っています。

完成した伏見櫓は残念ながら未掲載ですので、こちらで公開します。

手が入ると…

1/150スケールです。



お近くの書店、コンビニ、駅などで!

『熊本城超絶再現記 巨大ジオラマでよみがえる本丸の全貌』の刊行を記念して、渋谷の大盛堂書店さんがイベントを企画してくださいました。

トーク&サイン会です。



お相手は映画史・時代劇研究家の春日太一さん!

大の熊本城ファンでいらっしゃる春日さんと熊本城について語りつくします。

古絵図・古写真の読み解きや模型制作秘話をどっさり用意していきますので、お近くの方はぜひどうぞ!


●日時:2019年10月24日(木)18:30〜
●場所:大盛堂書店(渋谷)3階イベントスペース


↓詳細・お申込はこちら↓

熊本城超絶再現記。

本日ようやく校了となりました。
本当に長い道のりでした。

これから印刷にまわり、10月15日頃には全国の書店に並びます。


熊本城の本当の姿はどんなだったのか?

古写真をカラー、立体に戻したい!

完全な熊本城を現実空間に立体で見てみたい


そんな思いから始まった製作でした。


石垣測量図、発掘遺構の上に

古絵図

古写真

が噛み合う形で立体化する。

しかも本丸全体を。

熊本城では、このように遺構、絵図、古写真を相互に検証して統合するような研究は行われていません。

本丸内の全ての建物の瓦を数え、寸法を割り出しました。
建物の外観デザインのみならず“立体形状”を割り出しています。
その過程を【模型考証記】として収録。

そして【模型制作記】では道具や細かな工程を全て公開。
ここは編集に携わって下さった情景師アラーキーさんの独壇場。

テクニックに加えて、縮尺、屋根、彩色をはじめ、私の模型観も核になる部分は網羅したつもりです。

もちろん巻頭グラビアをはじめ、よみがえった熊本城の野外撮影写真を多数収録!模型原寸図も載せています。

模型にしようとしたからこその新発見が続出でした!

熊本城のことを知っている方にも、知らない方にも伝えたいことを山盛りにしています!

目次


熊本城超絶再現記  
巨大ジオラマでよみがえる本丸の全貌

新紀元社より10月15日発売です!

ご予約はこちら↓



お城ファン必携の一冊です!




そして…校了とともにやっと通常モードに戻ります。

少しずつ工房の後片付けなども進めていましたが、先週は急にとある週刊誌の取材が入り、製作工程紹介のために急遽この櫓をつくりました。

完成屋外撮影画像は記事で…といっても掲載されるかは分かりませんが。
(掲載されなかった場合はこちらで公開しますね)


体の疲れとも相談しながら、ぼちぼち通常運転に戻ります。


これからはブログの更新も少しずつ元に戻していきます。



引き続き城郭模型製作工房をよろしくお願いいたしますm(_ _)m





初の著書にして、生涯の大作熊本城模型の全てを納めた『熊本城超絶再現記 巨大ジオラマでよみがえる本丸の全貌』、すでにアマゾンでは予約が始まっています。

私のオンラインショップでも予約販売を開始しました。

発送は入荷後10月中旬予定です。

私のオンラインショップで予約して下さった方には未掲載の模型写真をポストカードにして3枚、特典としてお付けします






アマゾンでの予約はこちら。
※アマゾンでは予約特典はありませんのでご注意ください。




★「情景師アラーキー」が再現プロジェクトを絶賛。自ら書籍化のプロデュースに参画! 

城郭・古建築模型作家である著者による詳細な考証のもと、古写真の中の熊本城を縮尺1/150で超精密再現! なんと畳4畳半ほどの巨大ジオラマとして出現した熊本城は瓦の数まで正確を目指し、これまで制作された模型やCGの精度をはるかに凌ぐ完成度を誇る。そこで見えてきたのは「石垣の城」と称されている熊本城が、本来は、天守に匹敵する櫓や巨大な城門がひしめき合う「過剰建築の城」だった事実。古絵図や高精細古写真を総合的に検証し、本丸全体を緻密に考証、建物の“立体形状"を明らかにする過程は新たな研究成果といえる。平成28年の熊本地震で甚大な被害を被った熊本城の早期復興を願いつつ、今まで知られていなかった熊本城の真の姿を明らかにする城郭ファン、歴史ファン必携の一冊です。 

◆本書の構成 
[巻頭グラビア] よみがえった熊本城 ―明治三年の本丸完全再現― 
(古写真の中の熊本城がそのまま現れたかのようなリアルな模型写真を掲載) 

[第一章] 重要資料を読み解く 
(模型制作の根拠となった古絵図、古写真資料をフルカラーで解読) 

[第二章] 熊本城模型考証記 ―失われた建物を徹底解明― 
(古絵図、古写真、石垣遺構を総合的に読み解き、建物の「立体形状」を明らかにしていく過程を解説) 

[第三章] 熊本城模型制作記 ―そのこころと技― 
(巨大ジオラマはどのようにして完成したのか?著者の模型観とそのテクニックを網羅した制作現場の記録) 

[第四章] 模型写真で見る本丸の建物 
(模型写真と模型図面で本丸内の主要建物を個別に解説) 

[第五章] よみがえりつづける熊本城 
(明治期に失われた熊本城と熊本地震からよみがえりゆく熊本城。建築物の運命を辿る) 

[特別寄稿] 「熊本城模型の意義」 熊本城調査研究センター 木下泰葉 


皆さま、長らくご無沙汰しておりました。

ずっとずっとこもっていたのは…

この本のためでした。

熊本城の本丸全域を考証し、建物の立体形状を明らかにする作業は困難を極めました。

その全ての過程をまとめています。



ノンストップの執筆と製作で激やせしてしまいました(笑)


そしてご注文の製作も遅れに遅れ…すみません。
またお一人お一人にメールをします。
現在校正中で、もうしばらく手が離せません。

10月中旬発売です。



★「情景師アラーキー」が再現プロジェクトを絶賛。自ら書籍化のプロデュースに参画! 

城郭・古建築模型作家である著者による詳細な考証のもと、古写真の中の熊本城を縮尺1/150で超精密再現! なんと畳4畳半ほどの巨大ジオラマとして出現した熊本城は瓦の数まで正確を目指し、これまで制作された模型やCGの精度をはるかに凌ぐ完成度を誇る。そこで見えてきたのは「石垣の城」と称されている熊本城が、本来は、天守に匹敵する櫓や巨大な城門がひしめき合う「過剰建築の城」だった事実。古絵図や高精細古写真を総合的に検証し、本丸全体を緻密に考証、建物の“立体形状"を明らかにする過程は新たな研究成果といえる。平成28年の熊本地震で甚大な被害を被った熊本城の早期復興を願いつつ、今まで知られていなかった熊本城の真の姿を明らかにする城郭ファン、歴史ファン必携の一冊です。 

◆本書の構成 
[巻頭グラビア] よみがえった熊本城 ―明治三年の本丸完全再現― 
(古写真の中の熊本城がそのまま現れたかのようなリアルな模型写真を掲載) 

[第一章] 重要資料を読み解く 
(模型制作の根拠となった古絵図、古写真資料をフルカラーで解読) 

[第二章] 熊本城模型考証記 ―失われた建物を徹底解明― 
(古絵図、古写真、石垣遺構を総合的に読み解き、建物の「立体形状」を明らかにしていく過程を解説) 

[第三章] 熊本城模型制作記 ―そのこころと技― 
(巨大ジオラマはどのようにして完成したのか?著者の模型観とそのテクニックを網羅した制作現場の記録) 

[第四章] 模型写真で見る本丸の建物 
(模型写真と模型図面で本丸内の主要建物を個別に解説) 

[第五章] よみがえりつづける熊本城 
(明治期に失われた熊本城と熊本地震からよみがえりゆく熊本城。建築物の運命を辿る) 

[特別寄稿] 「熊本城模型の意義」 熊本城調査研究センター 木下泰葉