地面の作成② 豊臣大坂城詰ノ丸 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

昨日の続きです。

土塀と築地塀の基礎を取り付けます。
今回、土塀と築地塀の総延長はおよそ3メートル50センチ。
予想以上の長さで途中で材料切れです。すぐに注文するも届く予定がいつもより日数がかかるらしく。コロナの影響でしょう。

全体にリアルサンドを振りかけます。

これは庭の杉苔の下地です。目の粗いおが屑を使っています。

もう一度下地色を全体に塗ります。

下地が乾いたら、地面の色を入れていきます。

明日は緑を入れて行きます。
地面は全体を乾かしながら何度も工程を重ねるので少しずつ、少しずつ。



【コロナ巣籠り日記】
外出自粛が呼びかけられて5日目。
昨夜から雨だ。
この湿気だと、塗料の乾きが遅い。恐らく模型製作は予定通りには進まないだろう。

今日もどこへも外出はしない。

妻と娘はチュロスをつくっている。ディズニーランドのチュロスのレシピが公開されたらしい。中力粉が無くて、強力粉と薄力粉を混ぜて代用していた。いつもならすぐにスーパーに買いに行くのだけれど。

出来上がったチュロスは膨らみすぎて、ディズニーランドのチュロスとは似ても似つかないものだったけれど、手作りのお菓子は、やっぱり、おいしい。

何年も連絡を取っていなかった友人から、ショートメールが届いた。近況報告とそれぞれの子供のことをほんの4往復。家にこもって、僕のことをふと思い出したのだろう。

切れた模型材料をオンラインで注文。いつもならば翌日、遅くても2日後には届くのだが、到着予定日は4日後の木曜日となっている。いつも使っているアクリルケースの業者も、コロナで営業を縮小しているようでなかなか連絡がつかない。今までの便利な生活を支えていたのは、機械ではなくて、人だったんだ、と当たり前のことに今更ながら、気付く。

いつになったら元の毎日に戻るのだろう。
でも、もしかすると、もう元の日常には戻ることはないのかもしれない。

世界が変わりつつあるように感じる。