護摩壇完成前夜とか他いろいろ | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

護摩壇の脇机です。

護摩壇の製作記事の前に…

昨日、今日と熊本の方に取材と調査。
熊本城じゃないこのお城に行きまして。

清正の城です。

そして今日は熊本城へ。
熊本城納めです。来年は熊本城のための一年になることでしょう。

街から見上げる熊本城はほんとうに雄大で。

写真には写らないんです。存在感が。

それでは護摩壇です。

漆塗りなんですね。
そして私の勘違いというか思い込みで、黒で仕上げかけていたのですが、ご依頼主様から朱です!とメールが。

しかし、怪我の功名か、下地が黒のため、鎌倉塗りのような重厚な朱になりました。

漆は乾燥に24時間かかりますので、その間にちまちま仏具を作ったり。
お寺の床に見立てた台もつくりました。

漆は都合5回くらい塗り重ねています。
指紋や脂がつくといけないので、手袋をつけての作業です。

抜けているところを塞ぎ…

金具を取り付けていきます。

金具が付くとぐんと豪華になりますね。

次回は完成。

漆の乾燥待ちの間に、前々から構想していたプライベート作品も進めることができました。
護摩壇をつくっていると、もう無性にこの建物がつくりたくなって。

創建時金閣です。
金閣、秀吉が生まれる頃までこんな姿だったと言われています。

舟入玄関は本物と同じ構造で。

フジミの改造でなおかつ半分くらい作っていたので、建物だけはあっという間にできました。

なぜこんな形だったと分かるのか?などなど、こちらは護摩壇完成後、詳しく記事にします。