週明けくらいからご依頼の広島城のジオラマと法隆寺五重塔にも取り掛かります。お待たせいたしました。
今まで製作過程を公開できない大作を2つも抱えていて、さすがにブログのネタに困りましたが、これこらはまた製作記事を上げることができます。
大作、残るひとつである岐阜城は、模型製作のためのクラウドファンディングが、開始約10日にして目標の50万円を達成したそうで、現在もご支援は集まっているようで、達成率は120パーセントを超えています。私も嬉しいです。
追加の写真資料も送られてきまして、それらも参考にしつつ、ご依頼主のご要望にお応えする形で進めています。
さて、この間までの続きで未公開の写真を掲載します。
前回の貼り忘れ、熊本城の古写真版。古写真らしく白黒にしてみたカットです。
植栽も昭和実測図や当時の航空写真をもとに行なっています。瓦葺きの部分の棟だけが銅になっているのがいかにもで大好きです。
名古屋城は天守が近々立ち入り禁止になるようですね。新しく御殿も復元されていますし、またもっと精度を上げてつくりたいです。
名古屋城は天守が近々立ち入り禁止になるようですね。新しく御殿も復元されていますし、またもっと精度を上げてつくりたいです。
続いては興福寺。
猿沢の池まで取り込んだものでした。
いいアングルですが五重塔がピンぼけ。
モノクロームの世界に金を鮮やかに表現するのが狙いでした。もちろん境内図から池や島の形を起こしていて、いくつかの名のある石組はそれを再現しています。
水面は深い藍色、樹木も黒に近い緑に雪を降らせています。とにかく樹木が多く、確か60本くらい作って植えた覚えがあります。背景の北山が無いのがちょっと惜しかったかな。
最後は銀閣。こちらは秋の景色。
唐門が斜めに切れていて、しかも中まで丸見えというのが作りがいがあって楽しかったですね。
この頭だけ見えているのがいかにも銀閣らしい。
いつか東求堂まで入れたものか、東山山荘時代の漆黒の銀閣に釣殿なんかがある復元模型でつくってみたいですね。