植栽も始まりました。
まずは図面を用意します。
オーソドックスな主殿建物として、中門廊つきの殿舎として光浄院の客殿を基にしました。
平面図、立面図があれば製作可能です。断面図もあれば少し便利です。無い場合は自分で図面を引きます。
それぞれの部材で厚みが異なりますので、建具の凹凸まで考えて、プラ材の厚みを決めましょう。
今回は壁面に向かって外側から長押0.5mm厚、柱0.38mm厚、外側の建具0.2mm、内側の建具=壁面水準としました。(厳密には外の建具と壁面が同じラインなので、こだわる方は壁面をもう一枚貼ってください)
最近は畳の部屋も少なくなり、壁も壁紙になったりして、日本家屋の部材の名前などに馴染みが無くなってきていますね。障子や襖もどちらが手前になるかということも、もはや常識ではないようです。
ちなみに建具は、向かって右側が手前になるように立てます。漢字の「入」の字で覚えるとも聞いたことがあります。右の長い払いを上から、あとから書きますね。
建具と柱、長押を取り付けて壁面の完成です。
まず、屋根本体の反りのガイドを製作します。屋根材の厚みだけ残して図面を写し取り、切り出します。
そして、先ほどの妻面のガイドのラインを垂直に書き込みます。
次に妻面下部のラインの延長と屋根面の交差した点から軒までの長さを写し取り、そのラインと先ほどの縦のラインの交差した点から屋根の隅までを結びます。
指で曲げて反りをつけます。
これを切り出します。
今回は中門のついた変形屋根なのでさらに加工を加えています。