松本城ジオラマ① | 城郭模型製作工房

城郭模型製作工房

城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

豊臣大坂城天守の材料が届くまでの間に、ジオラマを一つつくります。

松本城です。
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松本城は私の生みの親とも言っていい城です。
一回り離れた姉が、信州大学でした。女鳥羽川沿いのアパートに遊びに行った6歳の時、家族みんなで見に行った松本城。そこで私はお城に魅了されてしまったのです。私の初の建築体験は松本城でした。初めて作ったプラモデルも松本城。今から考えると恐ろしく難易度高いですね。

ホビーショーで揺さぶられましたので、原点回帰で松本城をつくります。

縄張り図を拡大して、スチレンボードにセロハンテープではりつけ、直接地面を切り取っていきます。
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内堀の対岸と、馬出し部分、北側の内堀まで含めます。B4サイズです。

使用キットは童友社のJOYJOY松本城。
このキットは数年前新金型で発売されましたが、実は一度もきちんと作ったことがありませんでした。いつもパーツ取りで、箱を開けた瞬間バラバラに切り刻んでいました。
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天守の石垣の角度がどう見ても急すぎます。高さも高いと思う。
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高さは水面が3ミリくらい上がるので、角度だけでも実物に近づけます。いつものように石粉粘土で。乾いてからペーパーがけをして表面を整えます。
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石垣部分を粘土でつくりました。
内堀の対岸をつくることによって、堀の広さが際立ちました。ここだけ見ていると水城のようです。
かなり水面の面積が広いジオラマになります。
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粘土が乾く間に。
スタンダードの松本城は埋み橋が再現されますが、JOYJOYシリーズの方は橋が無いため、プラ板で自作します。
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橋桁の数も実物通りです。
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橋脚は丸柱なので、0.5mmの丸プラ棒で製作。不思議なことに、最近0.3mmの作業ばかりだったので、0.5mmが太く感じます。
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天守を組み立てて…という段階で

事件発生!!



天守2階のモールドが南北で入れ替わっている!!金型失敗してるやん。明らかな設計ミスですね。あーあ。童友社さん、せっかく新金型なのにこのミスは痛いですよ。

南の突き上げ戸が北側にあります。

組み立てていたので、力技で分解。せっかく綺麗に下塗りしていたのに、ご覧の通り傷だらけです。

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2階部分をノコギリで切り離し、入れ替えます。写真は入れ替えたところ。
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もう一度組み立て直し、下塗りもやり直しました。
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発売はだいぶ前なので、発売当初は話題だったのかな?初製作なので今更気づきました。


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馬出しのあたりが大好きなのです。
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