豊臣大坂城【HS作品】③ | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

昨日抜いた親知らずのところがもぞもぞして、模型に向き合う集中力がありませんでしたので豊臣大坂城を少し上げておきます。

前回天守の概形ができたところまででしたが、なんだか気に入らないので手を加えます。最上階にかけてのシルエットがイマイチなので、思い切って屋根を一層増やすことにしました。

まず最上階の階高を低くして、周り縁の比率を確定。
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周り縁の下に一層増やします。童友社の五重塔のパーツを使いました。隅棟に稚児棟のある形になっているので削り取ってしまいます。
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続いて千鳥破風を移植。瓦の筋の幅がこの層だけ他と合わないので悩みましたが、塗装でごまかすことにして妥協しました。
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取り付けるとこんな感じ。
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前回までの下層階に乗せてみます。二重目の大入母屋のところの階高がかなり高く見えますが、ここに岡山城のように出窓形式の張り出しを設けます。
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つまりこんな感じ。
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前回よりまともな(?)天守になりました。

今回は自分の勝手に作っていますので、面白いです。次回は天守の形が決まったところまでお見せする予定です。



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