童友社のプレミアム姫路城を製作してきましたが、いよいよ最後の仕上げ、植栽です。
キットには緑のスポンジが付いています。それを使ってどうにかしようかとも思いましたが、どうやってもいい方法が見つからないので、ここは市販のものを使います。
初回に必要なもので書いていないものがバンバン出てきます。すみません。
植栽は全体の完成度を大きく左右しますので、きちんとしたジオラマ素材を使用することをおすすめします。
私は地方住まいなので、いつも
さかつうさんから取り寄せています。
写真はごく一部ですが…
今回はスポンジのかたまりの「フォーリッジクラスター」、もっと細かい「コースターフ」を使います。手軽にリアルな植栽ができます。
まず、画像検索から空撮写真を探します。
これは修復前ですが、キットと比べてみると、プレミアム姫路城は樹木の配置もかなり忠実なことがわかります。
まずは周辺部から。
フォーリッジクラスターをちぎって貼り付けていきます。
貼り付けは木工用ボンドで問題ありませんが、私はこれを使っています。「ジオラマ模型用接着剤アクアリンカー」。
固まったあとも目立ちませんし、樹木の製作にもなんでも使えます。近くのホームセンターで見つけて以来、愛用しております。
北腰曲輪下の原生林。
本来はベースの地面から樹木が生えているので、壁際くらいまで緑が迫っていますが、今回はそこまでは再現しません。樹木の上部が見えているイメージで、丸くちぎったものを色を少しずつ変えながら、ランダムに貼り付けていきます。
際の部分の隙間。
小さいクラスターで埋めてやるときっちりします。
生垣の部分にはコースターフをマットメディウムで貼り付け、爪楊枝で整形しました。
続いて樹木の製作。
キットの幹をフラットブラウンで塗装。
その後、枝をねじります。硬い素材なので、折らないようにゆっくり、優しく曲げてやります。
この枝にクラスターを張り付ければ樹木の完成です。
植えてみました。
備前丸の折廻櫓から続く並木は、修復工事の素屋根設置で何本か伐採されたようなので、折廻櫓近くは樹木を立てませんでした。
記事を改めて完成写真を載せるつもりですが一枚だけ外で撮影したものを。
今回は製作ガイドということでした。ジオラマとまでは行かず、完成見本品ですね。